高校野球。夏の甲子園予選。第93回山口県大会 1回戦である。
実は俺が在籍していた頃の高森高校には野球部はなかった。昭和20年代には存在していたらしいが、それから長らく消滅していたのである。で、野球部が復活したのは平成元年、俺が卒業してから 6年後のことである。
俺も高校卒業後はずっと広島に住んでいたし、公立高校で、しかも新設の野球部が良い成績を残せるほど高校野球も甘くはないだろうと全然期待も出来なかったので、それから今まで試合を見に行ったことは一度もなかったのだ。
で、今回、新聞を見てたら、地元の友人の息子の名前が出場選手のところに載っていたのでちょっと興味をそそられ、長男坊も試合を見てみたいと言うので、初めて母校の試合を見に行ってみたのである。
試合会場は防府スポーツセンター野球場。周東町からはちょっと遠い。途中まで高速代をケチって下の道を走ってたせいもあり(^^;、球場に入ったのは 2回の裏の高森高校の攻撃がちょうど終わるところであった。
いや、もう、あれですな。
やっぱ、高校野球はいいね。というか、母校の応援は良いね。見てたらすぐにヒートアップしてしまい、「山根~、打てぇ~」とか「井上、がんばれ~」とか大声で声援する俺に、「何?その子たち、知り合い?」と嫁が呆れていたよ(笑)
結果は 9-0 で 7回コールド負けであった。
いやぁ、岩国商業、やっぱ歴史在る強豪だね。強いわ。選手層が厚いし。
岩商と比較すると、打撃、守備、どちらも今一歩力及ばず・・・という感じだったね。
例えば、外野手がゴロをポロっとグローブから洩らしてしまうとか、中途半端なスイングでストライクを取られちゃうとか、そういう小さなミスが、高森高校には出るけど岩国商業には出ない。そこが強さの差なのだろうなと思った。
でも、あと一歩という気がする。
実は、もっと森高のチームってボロボロなのかと思ってた。でも、そうでもないんだよねえ。
今日、キャッチャーをやってた友人の息子なんか、セカンドへの送球も常にベースのちょっと右より低めのベストな位置に低い弾道でズバっと決まってて、うちの息子も「キャッチャー、肩、強ぇ~。岩商のキャッチャーより上手いじゃろう。あの人、他の強い高校でも正捕手出来るよ」とか感動してたし。
ほんとうに、あと一歩、あと一歩なんだよなあと期待させてくれる試合だった。(まあ、その一歩は無茶苦茶険しい道の「一歩」なんだろうけど(^^;)
寄付せんといかんね、こりゃ。卒業生としてね。
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○