先月27日。名古屋でフィールドサービス案件があったのだが、納期の厳しい開発案件を別に持っていた俺は、作業後に名古屋でのんびり観光している暇もなく、すぐに広島にとんぼ返りだった。
でも、まあ、いくら何でもそれは寂しいので、メシくらいは名古屋で食って帰ろう・・・なんて考えたのが間違いであった。
JRセントラルタワーズの13階に「山本屋総本家」という味噌煮込みうどんの店があることを発見した俺は、すかさずそこに向かったのである。
うどんは好きだし、赤味噌(八丁味噌)も嫌いじゃないんでね。
注文したのは、名古屋コーチンのつくねの入った煮込みうどん。なんと、一人前 1,570円である!!(@_@
うどんに、1,570円?でも、ま、しばらく名古屋に来ることもないから、ここはひとつ思い出作りに・・・と、貧乏零細企業社長の俺は、清水の舞台から飛び降りるつもりでそれを注文したのである(^^;
それだけに、ガッカリ感はハンパ無かった。
いや、俺は別にアンチ名古屋なわけじゃないからね。
名古屋コーチンのつくねは美味かったし、具沢山だし、八丁味噌の濃い味も全然問題なし。美味しくいただきました。
まあ、ほんと、これだけ具が入ってりゃ、一人前の鍋料理みたいなもんだし、1,570円という値段もそう考えれば法外にぼったくってるわけじゃないしね・・・なんて、名古屋の味を楽しんだのでありました。
そう、麺を口にするまでは。
いやあ、このエントリーを書く前に、「味噌煮込みうどん 麺 固い」でググってみてよかったよ。危うく山本屋総本家の悪口を書くところだった。
悪いのは山本屋総本家じゃねえ。
これは味噌煮込みうどんそのものの罪なのだ。
いや、もう、麺がね、麺が最悪なんですわ。
自分でうどんを打つ人なら分かってもらえると思うけど、茹で時間が短くてゴワゴワの状態の麺があるじゃないすか。麺切るときに畳んだ跡もそのまま残った、ジグザグに折れまくった固い麺。表面もツルツルになりきってないような。
あれですよ、あれ。
俺は今日まで、「山本屋総本家め、やりやがったな!!」と店の失敗だと思ってたんだけど、ググってみると、どうも、味噌煮込みうどんというのはあんなもんらしいです。
阿呆かぁ~!!!
こんなの、うどん、いや、料理として未完成品じゃあ!
つーか、うどんである意味がないじゃろ!!つるつるっと啜れず、固まりのまま口に入れてグワシ、グワシと咀嚼する物を「うどん」なんて呼ぶんじゃねえ!
うどんに謝れ、このカス!!
・・・これが、俺の「味噌煮込みうどん」に対する正直な感想である。
名古屋の人は、このエントリーに怒らないで欲しい。
あなたたちの怒り以上に、うどん好きの人たちは怒っているのだ!味噌煮込みうどんに。そして、それを生み出した名古屋の人たちに。
そして、この後、指定をとっていたのぞみにも乗り遅れ、俺の名古屋出張は最悪の結末を迎えたのであった・・・(^^;;;;
5年前の記事に失礼します。
私は名古屋人ですがあなたとまったく同じ感想です。
麺が固くてすごく不味いです。
ただ、味噌煮込みうどん=麺が硬いというわけではないです。
山本屋が硬いだけで、他のお店は普通の硬さで美味しいです。
もし機会があればぜひ別の店に行ってみて下さい。
失礼しました。俺がググった時、「あのごわごわ麺が味噌煮込みうどんの特徴」という情報にいくつかぶつかったので、そうなのだと理解していましたが、あれが山本屋独自のものなんですね。
本文にも書いているように、八丁味噌などは全然嫌いではないので、また名古屋を訪れる機会があれば、他のお店で試してみたいと思います(笑)
情報、ありがとうございました。
こんにちは
味噌煮込みうどんはあんなものですよ。
むしろ、あれが普通です。
麺を作るときに、塩を使っていないので、生めんはもっと固いです。
それにも理由があって普通の麺で煮込むと、溶けてぶよぶよになるので、食べれたものじゃありません。
提供される土鍋のまま、本当に煮込んでいるのですが、出された直後は煮込み途中です。
ラーメンでいうコネオトシからハリガネの中間レベルで提供されるのですね。
んで、おしゃべりを楽しみながら自分の好みの硬さになるのを待つのが一般的な食べ方なんですよ。(私の周りだけかもしれませんが)
なので、一人でさくっとご飯を食べる場所というよりかは、接待とかみんなでワイワイがやがやしながらって感じのほうが向いていると思います。
そう考えると、おしゃべりしすぎても柔らかくなりすぎない麺のの硬さと、店内のリラックスできる昔ながら感とか、定食屋さんのようなスペース的な狭さ感がないのとかがご理解いただけると思います。
書き忘れたので補足です。
お茶の世界もそうですが、名古屋メシは一応徳川御三家の街なので、食べ方とか作法とかあったりします、もう一つの名古屋メシ「ひつまぶし」でも食べ方とか一応ちゃんとあります。
気にしなくてもサクッとたべれるのは味噌カツくらいじゃないでしょうか。
新幹線口の地下に矢場とんという味噌カツ屋さんがあるので興味があればお試しいただけると。
余談ですが、名古屋の味付けがなぜ濃いのか。
それにも理由があって、日本地図を見ればわかりますが、浜名湖(ウナギ)~岡崎(石の街)~長久手(焼き物)~多治見(焼き物)~美濃(焼き物・刃物)なんですよね。
生産地から消費が何となく、線でつながっています。
石(燈篭・墓石など)焼き物とか刃物の生産は体力と塩分がものすごく必要ですしね。
どんな業界でもそうですが、歴史をひも解くと結構面白いです。
ほんじさん、こんにちは。
なるほど、皆でわいわい時間をかけて食べるものなんですね(^^;
一人が多い俺には厳しい食べ物だな(^^;
作法のようなものがあったとは初耳です。
苦手なのは煮込みうどんくらいで、ひつまぶしなんかは大好きなので、普通にバクバク食ってました(^^;
味噌煮込みうどんは固い麺が主流とか言われてますが、そんなの初耳です。
自分自身ずっと不思議に思ってたんですよね、何十年も名古屋で生まれ育ってますがそんなこと聞いたことが無い。また私の周囲の家族も知人も職場の人も誰も知らない。あちこちで散々味噌煮込みは食べましたが、固麺を出してるのは山本屋総本家だけ。他の店で固い麺を出してる店にお目にかかったこともありません。何なんでしょうね、「食べ方も土鍋の蓋を器代わりにして食べる」という作法?が出回っていますが、それも山本屋総本家のみの作法で、他店で聞いたことなど一度もないです。
耳にするようになったのは山本屋総本家がセントラルタワーズに出店したあたりからですから、何かキナ臭い話でも存在するんですかね?
こんにちわ。
へえ。あの生煮えの麺みたいなのは山本屋総本家だけなんですか。
最近はTVのケンミンSHOWなんかで、その県のごく一部の風習を全県のことみたいに紹介したるするんで、有名店の作法が正式な作法みたいに広まったってことですかね。
ひどいときには、ケンミンSHOWで「その県にある、たった一店舗の有名店だけが出している料理」が、まるでその県の郷土料理みたいに紹介されたりしますので、そういう原因かも。
しかし、ほんま、あの山本屋総本家の生煮え麺だけは勘弁してほしいです。
はじめまして
10年以上前の記事ですが、私も同じ意見で同調してうどんに謝れと思っていたのでコメントします
ほうとう風に大鍋でたっぷりの汁で煮込むなら良いが、1人前の鍋に詰め込む煮込みは麺の本質に反していると思ってました!
硬い麺の味噌煮込みは山本屋だけとも言われますが、最近デカ盛りで有名になった吉野屋も硬かった。麺柔らかくと注目しても硬く、長く煮込むのでくど過ぎて残してしまいました!
でも近辺のサラリーマンは良く利用している
不思議なのは、柔らかい麺の味噌煮込うどんに店が実は多数派であるのに、どうして山本屋が一番有名で大きな味噌煮込うどんの店になったのか?
名古屋メシは美味しい物が多く比較的舌の肥えた名古屋人がなぜ山本の味噌煮込うどんを支持したのか?
未だに理解不能です!
他の方のコメントにもありましたが、やはり山本屋が特殊なんですね。
とは言っても、名古屋に行く用事が10年以上まったくなく、なかなか確認もできませんは・・・(^^;
広島に「世界の山ちゃん」は二店舗ほどありますが、煮込みうどんあるかな?(^^;
ちゃんとしたのを食べてみたい。うどん好きとして(笑)