昨年12月からずっと忙しくて、あんまりちゃんとブログも書けなかったので、昨年末の話を今頃書くんだけど(^^;、昨年末に欽明路のパーキングに出来た「麺処 欽明路」に昼飯を食いに行ってみたので、その話。
確か、26日。粉雪が舞い降りる寒い日だった。
「麺処 欽明路」は、「蕎麦」の店である。
どうも、この店は、岩国商工振興プラザが運営する岩国地域活性化施設のようだ。入口にそう書いてあった。
つまり、地元の人を雇ったりして、地域を活性化しましょうってプロジェクトの一環?
何か、よく分かんないんだけど、ガラス越しに中を窺うと、如何にも「地元のおばさんをパートで雇いました」って感じの人達が厨房の中にいる。ここで、俺の「帰りたい」メーターはほぼ振り切ってしまった(^^;
このブログでも散々書いているが、「田舎のおばさん」にまともな麺料理は作れないというのが俺の持論。
作れるのは、せいぜいうどんくらい。うどんは茹で時間に寛容な麺だからね。
田舎のおばさんに「ベストな茹で時間を厳密に守らないといけない」ラーメンや蕎麦は絶対無理・・・というのが、今までの経験から俺が学んだ一つの結論である。
何せ、キッチンタイマーを使って茹で時間を計ってるのに、煮えた麺が出来上がるのが「田舎のおばさん」なのである。実際、俺は異なる二つのチェーン店でこれをやられた(^^;
帰りたい・・・(^^;
しかし、その「帰りたい」という思いを「空腹」が上回ったのである(^^;
俺は絶望感に苛まれながら店に入り、食券機で「ざるそば」500円也を選んだのであった。
店内に貼ってある紙に書いてあるのを読むと、「石臼で挽いた信州産の蕎麦」を使って毎日自家製麺しているそうである。
ああ・・・そんな麺が、田舎のおばちゃんによってグダグダにされるところを見ないといかんのか・・・と更に俺が絶望を感じていると、茹で上がったざるそばが運ばれて来た。
麺を見る限り、黒い殻の粒が混ざった田舎蕎麦ではなく、丁寧に製粉されたちゃんとした蕎麦のようである。
俺は江戸っ子のように粋な食い方は出来ないので(^^;、もう、つゆにジャブジャブつけて麺をすする。
「あれ?あれあれあれ???」
何か、すごくちゃんとした蕎麦なのである(^^;
いや、俺は蕎麦は全然詳しくないのでアレなんですが、ちょうど良い茹で具合で、麺もピシっと締まってるし、仄かに蕎麦の良い香りもちゃんとしてるし、つゆもまあ美味い部類だと思うし、素人の俺が食べるには十分なレベルの蕎麦であった。
ほんと、蕎麦に詳しい人から見たら、実はまだ全然駄目なんかもしれんけど、俺的には「全然イケてるやん」と褒めてあげたいレベルであった。
いやいや、もちろん、俺のような「そんなに蕎麦経験の無い人間」でも、もっと美味い蕎麦があるのは知ってるよ。
でも、田舎道のパーキングの中の店で、このレベルのものが出せるんなら十分じゃろう。
ただ、今はパートのおばちゃんたちも店が出来たばかりで、緊張感をもってレシピどおりに作ってるんだと思うんだけど、時が経つにつれ、だんだん「自分の家の調理の仕方」を店に持ちこんできて商品の質を下げてしまうのが「田舎のおばさん」なのである。
そこだけ気をつけて今後も頑張ってほしいな。
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○