お、ちょっと過去エントリー読んでみたら、今のところ「志庵」の弁当ってハズレなしやなあ。
「ぶっかけおろしポン酢鶏から弁当」も、「豚キムチーズ弁当」も抜群に美味かった。
というわけで、先週金曜日も前日事務所泊りで愛俺弁当が無かったので、昼飯は「堺町キッチン 志庵」の弁当にすることに。
「チリ唐弁当」 630円也です。
まあ、名前から想像出来るように、唐揚げにチリソースがかかったもの。
いやあ、買ったあとで、「失敗したかなあ・・・」と実は心配になった一品。
というのが、スーパーなんかで「エビチリ」とか買うと、とにかくチリソースが甘い。万人受けするために、あまり辛くできないってのはわかるけど、でも、甘くすることはないだろ?って思うんだな。
もちろん、「チリソース」に色々な味のバリエーションがあるのは理解している。中にはほとんど辛味がないものや、甘酸っぱいものなんかもある。でも、スーパーのあれは違うんだな。もう「チリソース」らしさが何もない。似て非なる、まったく別のソースだ。
「私、辛いもの苦手なんで、スーパーの惣菜のエビチリとかしか食べられないんだ」と言う人には申し訳ないけど、「あんたが食ってるそれ、チリソースじゃないから」と、いらん意見をしてしまいたくなるほど、スーパーの惣菜の「甘い」チリソースを憎んでるんだね。俺。
で、「もしかしたら『志庵』のチリソースもそういう味なんでは?」と心配になったわけ。
ええ、杞憂でした。
「志庵」のチリソース最高。
このチリソースは「辛いのが苦手な人にもチリソースの味を楽しんでもらう」ひとつの理想の味になってると思う。いや、なんか大げさだけど。
「辛くはないんだけど辛味のある本物の(陳建民がエビチリのために開発したヤツね(笑))チリソース」の味になってるんだ。
スーパーの惣菜のチリソースって、「辛いのが苦手な人に食べてもらうために、甘い味付けをしたチリソースっぽいもの」でしか無いんだけど、「志庵」のチリソースは「ちゃんと本物のチリソースの味」から「唐辛子の風味は残したまま」辛味だけ消すことに成功している。
だから、辛くなくても美味い。わざとらしい甘味で辛さを隠しているわけではないから、辛さを求めている俺でも、美味い美味いと食べてしまう味だ。
しかも唐揚げは相変わらず美味い。外側がサクサク、カラっと揚がり、中も水っぽくない適度なジューシーさで、この美味い唐揚げに美味いチリソース。美味さと美味さの相乗効果。最高。
最後の唐揚げで、容器に残ったチリソースを、丹念に、全て拭い取って口に放り込んだ瞬間、口腔内に広がる幸福感とともに、恋人を失ったような喪失感に見舞われる・・・ああ、弁当終わっちゃった・・・と。
というわけで、超零細企業社長にとって 630円という弁当は贅沢品なんですが(笑)、近いうちにまた買う!!絶対買う!!と思わせられたのでありました。
電気ウナギ的○○
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