今日 Hule で見たけど、世間で言われているほど酷い作品じゃないじゃない?
まあ、何が何でも実写版が許せん人とかさあ、アニメそっくりな世界観が再現されてないと絶対許せん!原作アニメが汚されたとか思う人はいると思うし、そういう人たちを納得させる作品なんて絶対作れないんで(だって、甘いものしか食べれない人に、いくら辛くて美味いものを作っても評価は出来んじゃん)、そういう人の意見はまったく無視させていただいて、そもそも俳優陣は実力のある人間ばかりだし、原作アニメにそっくりにしようという無理もないし(そういうことをするとギャグになる)、なかなか頑張ってる作品だったね。
素直に面白く観させていただきました。
ベルクカッツェの正体の意外性とかね。
まあ、CG 関係の見せ方が稚拙な部分はあるにしても、ハリウッドほど金がかけられないという制約の中では相当良いものを作ってると思うし、いや、ほんと、CG 部分の尺を短くしてじっくり見せないようにしたり、輝度を落としたり、リアルに見せるテクニックが足りないだけで、データ的には良いものが作れてると思うし、メカデザインはゴッドフェニックスが何かごちゃごちゃ継ぎ接ぎだらけ(最近、リアルにしようとしてこういうデザイン多いね)なのが気になったけど、タートルキングとか、原作と比べるから「原作への崇敬が無い」とかなっちゃうだけで、別にあれはあれでありなんじゃないの?
バードスーツ(と作中で呼んでいたかどうか知らんけど)も格好良かったじゃん。原作とは全然違うけど。なにせ、剛力嫌いの俺が「お、なんか剛力も格好いいじゃん」て観たからね(笑)
まあ、そういうことを言うと、「じゃ、ガッチャマンじゃなくていいじゃないか」って話もあるんだけど、反対に、別に「ガッチャマンでもいいだろ?」と思うね。
確かに、指摘している人がいるように「ギャラクターがわずか十数日で地球の半分を支配下においてから、なんで十数年もその後もう半分を征服できないでいたのか?」とか、「世界の半分が征服されている割に東京なんかは普通に栄えてて皆ショッピングや食事なんかを楽しんでて何なの?」みたいなおかしな設定・世界観は俺も気になったけど、そこは「ギャラクターは当初 300人しかいなかった」わけで、物理的にそれ以上無理に版図を広げる必要はないと判断したとか、ギャラクター構成員にも寿命はあるんで(十数年でベルクカッツェも三代変わっている)指導者が死んだとか色々あったのかもねとか、自分で色々想像して俺は楽しんだよ(笑)
そもそも、第2次世界大戦の時だって、相当制限はされていたけど、それでも東京で芝居や娯楽映画も公開されていたからね。敗戦のその日まで。
あと、ガッチャマン内恋愛についても気に入らない人が多いみたいだけど、まったく別のストーリーなんだからジュンが健にベタ惚れでもええじゃない(笑)
最後に「科学忍法 火の鳥」も見れたし、俺は(決して傑作だったとまでは言わないけど)楽しく観たよ。
ま、「実写版デビルマン」を観てしまった世代は、実写版を徹底的に嫌ってしまうか、俺みたいに「ま、原作の世界観とかにそんなに拘らなくてもええんじゃない?」と寛容になってしまうか、両極端なのかもしれんけど(笑)
電気ウナギ的○○
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