第二回大畠キャノンボール実施報告の後編なのだ。
(前回のつづき)大畠観光センターを後にしたわしらは颯爽と大島へ渡ったのである。
そして、そこは、地獄であった。(笑)
ああ、まさか海岸沿いの道がこれほどのアップダウンの繰り返しとは・・・。思ってもみなかった。海岸線を走ることが、これほどの苦行になろうとは!!
そう言やあ、宮島なんかも、裏の海岸に行くにはすげえ山越えしないといけないしな。江田島なんかも凄かったな。忘れていたけど、島の周回道路というのは地形が本土より入り組んでいる分、やっぱアップダウンが多くなっちゃうんだろうね。
いや、本当に疲れた。(^^;
12:00
【73.60km】
久賀町の国道437号線のパーキングにて休憩。(上の写真)
大島に入ってまだ 7km くらいしか走っていないのに、もう既にみんな嫌気がさしている。やめたい指数はピーク値。帰りたい度 99% の状態。(笑)
筒井さんは「俺ら、四十過ぎ(わしは過ぎてないけど)の男達がこんなところを汗だくになって自転車で走って、それってどうよ?」と自問自答し始めるし、中上さんは「もう無理や。帰れんわ。片添ヶ浜まで行ったら、絶対帰れなくなるわ。」と断言しちゃうし。なのに、わしが「お二人がもうここで中止だと一言仰られれば、俺はその言葉に従いますよ。」と暗にキャノンボールの中止を訴えているのに無視だもんな。誰も、自分から「中止」を言い出して、へタレ呼ばわりされるのはいやなわけだ。(笑)
結局、もしもの時のためにレンタカーが借りられるか調べて(大島にも一軒だけレンタカー屋があった)、我々は先に進むことにしたのである。
13:00
【84.39km】
セブン-イレブン 山口大島橘町店にて休憩。
腹が減って串団子を2パック購入。中上さんと1パックずつ食す。(筒井さんは「食欲無い・・・」と手を出さず)
わしはキリンのビールテイスト飲料・モルトスカッシュを1本空けて満足。ああ、やっぱビール(テイスト飲料だけど)は美味いのお。
そのまま昼寝がしたかったが、13:18 しぶしぶ出発。(河崎さんは到着がみんなより随分遅いので、どこの休憩ポイントでも大して休めず(^^;)
13:40
【92.14km】
ついに目的地『片添ヶ浜』に到着!!浜の直前の丘越えは、実はアップダウンが二段構えになっていて、2つ目の隆起を目にした時の精神的ショックはかなり大きい。「だましやがったな、ちくしょう!」などと悪態を吐きつつ漕ぎ上る。
ああ、しかし、やっぱ海水浴場はいいねえ。フェニックスの木陰に身を横たえ、いやらしい目でビキニの娘さんたちを視姦する。うーむ、最近はまたビキニが流行っているようで。
河崎さんは本来の目的であるキャンプ地の視察に出かける。元気やのお。
14:20
もう、疲れて動きたくないが、そのまま片添ヶ浜に住み着くわけにもいかないので、しぶしぶ帰路につく。
「レンタカー借りて、自転車積んで帰ろう。」という意見が久賀町で休んだ時に出たので、中上さんが携帯で地元のレンタカー屋に「ハイエースを4時間借りたらいくら?」と確認すると「13,000円」との答え。「そりゃ高い」とレンタカー作戦は却下。
15:10
【110.53km】
再び久賀町のパーキング。
遂に筒井さんが「何とか大畠まではたどり着いて、そこで親父に電話して迎えにきてもらう。」などと、子供のようなことを言い出す。いや、実はわしも、「家に電話したら親父おるかのお・・・?」と同じことを考えてた。
ここまで何とか俺らについてきていた河崎さんが、遂に俺らとは別に途中で自主休憩を取ったので(本当にしんどかったんじゃろう)、ここでけっこうのんびり河崎さんを待った。
中上さんは「選挙に間に合わん。選挙に間に合わん。」と繰り返すし。段々みんな壊れてきているのだなあ。ふふふ。
結局、走るしかないのだ。
実は、帰りの坂道は思っていたほど辛くはなかった。行くときは、だーっと坂を下りながら「ああ・・・この坂を、帰りは上らないといけないのか。」などと考えると気が滅入ったが、実際はそれほどきつくなかった。久賀町のパーキングを出て、あっけなく大島大橋の袂にたどり着いた。ここで一人ずつ記念撮影。
つづく
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○