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「たかま」でホルモンの天ぷらをリベンジ

shinoda (2019年6月16日 18:26)
金曜日のランチは都町の「天ぷら たかま」にリベンジ。

前回(初回)訪店時に俺はこの店で本来食うべき「ホルモンの天ぷら」を避け、安易にホルモンラーメンに逃げてしまった・・・
結果、ホルモンラーメンも満足できるものではなかったし、敵前逃亡にも等しいその恥ずべき行為の結果は、後悔という黒い澱となって俺の心の奥に沈んだ。

20190614_takama1.JPG
このままでは駄目だ。それはわかっている。でも、一人では行けない。どうやって注文していいかもわからない。怖い。俺は弱虫だ。弱虫でいい。一人では行けないもの。

というわけで、俺は「一人では行けない店に一緒に行ってくれる人紹介所」のボランティアであるMイさんに連絡し、「たかま」へのリベンジを決行したのであった。
まあ、最初の訪問時にもMイさんは一緒だったんだけど(笑)

店に入り、奥のカウンターに腰をおろし、まず 5人(このときは一人外出中で 4人だったけど)のおばちゃんの姿を見ただけで「この先、どうやって天ぷらを注文すればいいのか・・・」と心がざわつく。最初に「飲み物は?」と聞かれるのだが、これは「水か?お茶か?」ということなんだけど、そんないきなり聞かれても何のことなのか・・・
Mイさんが「水を」と答えてくれたので助かった。さすが、「一人会」のボランティア、プロである。

それからMイさんは更に注文を進めていく。

M「今日の天ぷらのおすすめは?」
婆「盛り合わせじゃね」
M「盛り合わせって?」
婆「白(ミノ)とホルモンと野菜が一緒になっとるよ」
M「じゃあ、ホルモン汁と、その盛り合わせを野菜抜きで」

ホルモン汁はわかる。しかし、盛り合わせを野菜抜きでって・・・?何、その高度な注文。「野菜抜きってどういうこと?」「どうも、盛り合わせの野菜の量が多くて大変なことになるらしいんですよ」「へぇ・・・」。俺が知らない間に、Mイさんは着々とこの店の攻略を進めていたようだ。

20190614_takama2.JPG
そしてこの後、ご飯の注文も無事すませ、ついに俺たちは「ホルモンの天ぷら定食」にありつけた。いや、そういうメニューは存在しない。単品の「天ぷら」「汁物」「ご飯」をそれぞれ選んで定食っぽく並べただけである。
Mイさんと一緒でよかった。一人で来て「じゃあ、天ぷら定食を」「は?定食なんかないよ」とか言われてたらその場で失神してたわ。

で、お味の方なんだけど、これはさすがという感じだった。

まずホルモンの天ぷらは衣がカリカリ、サクサクで味の前にもうその食感が良い。白(ミノ)も変なのに当たると硬いだけだったりするけど、歯ごたえはありながらザクっと噛み切れ、臭みはなく、でも内臓らしい濃厚な香りが広がる。どっちかというとミノってさっぱり系だと思うけど。

ホルモン(腸・大腸・ギアラ・センマイなど、何が入ってるかわからないらしいが、この日はレバーっぽい何かだった(笑))も同じくただただ美味い。

20190614_takama3.JPG
そして絶品なのが「ホルモン汁」である。これは広島にいるのなら絶対一度は味わった方が良い。
単純な塩味のスープにホルモンの複雑で濃厚な味が溶け出して、こんな美味いスープ飲むの初めてやぁ!しかも、そのホルモンの濃厚な味に、三つ葉の爽やかな香りが混ざり合い更に味わいを深めている。

「一人会」のボランティア・Mイさんのおかげでついにホルモン天でリベンジすることが出来た。俺一人ではホルモン天にたどり着くことは出来なかっただろう・・・

ただ、気づいたのだが、ここ、けっこうお高いね。二人で 2,550円。
美味いことは美味いんだけど、2,550円出すのなら他に美味いものがたくさんある気も・・・
いや、ホルモン好きの人にはたまらんと思うけど、俺、そこまでホルモン好きじゃないからなあ(笑)←おいっ(^^;
再びこの店に足を運ぶのは、かなり先のことになる気がする・・・

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岩国在住。広島で働く超零細IT企業社長のいわゆる社長日記。
何か、酒と食い物のことばかり書いているようで・・・お察しのとおり、肥満体です:-)


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