先日、庭でキャンプ飯を作って遊んでいたところ、目の前の地面に違和感を覚えた。
白い真新しい土が直径 20cmほどの円状に薄く盛り上がっている。その端っこには黒い穴。
「ああ、これは・・・」と顔をしかめている俺の前に、穴のなかからヤツが出てきましたよ。
ドバチ。いや、小さいころからドバチ、ドバチって呼んでたけど、正しくはアナバチなんかな?
まあ、蜂だ。ハチだけど、向こうから攻撃してくることはないので危険度は小さい。でもハチだからね。刺してこないわけではない。
駆除するか?この間、アシナガバチを駆除したあのダブルジェットで・・・と思ったんだけど、こいつがまあ健気なのよ。
見ていると、穴から掘りだした土を、後ろに進みながらコロコロ転がして運んでるのよね。
こうやって、一粒、一粒土を運んだのか?一匹で。こんな量を・・・と思うと殺虫剤を吹き付けることができない。
でも、虫とは共生できない俺。子供のころも、友人に付き合って嫌々カブトムシ捕りもやっていた。虫が嫌いなのよ(笑)。カブトムシ、クワガタムシすら気持ち悪い俺にとって、俺がキャンプ飯を作って遊ぶ場所の近くにハチが住んでいるなど許せるわけがない。
「俺に見えないところで死んでくれ」と心の中で祈りつつ、ハチが巣穴に入った瞬間、近くにあったレンガで蓋をする俺。このまま、巣穴の中で窒息死するか、出ることが出来ずに飢え死にしてくれ・・・俺の目に入らないところで・・・と。
そして、俺はキャンプ飯を作り、キャンプ気分を味わっていたのである。
あかーん。俺の視線の先にはまたあの黒いハチの姿が。
俺が置いたレンガの横に新しい穴を作って脱出してきたハチが、その穴を大きくしようとまた健気に土を運んでる・・・(^^;
神よ。この健気なハチに「フマキラー ハチ・アブ ダブルジェット」を吹き付ける勇気を俺に!(^^;;;
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○