昨日は東広島市黒瀬(旧黒瀬町)でフィールドサービス案件を片付けての帰り道。熊野町を走っていると激しい尿意が・・・。病気とか体調不良とかではなく、単なる加齢によるものね(笑)。最近小便が近くて、近くて。みんなそうでしょ?(笑)
コンビニに寄ることも考えたが、そうだ、あそこだ、あそこに行こう。あそこに行けばトイレもあるだろう・・・と思いついたのが「筆の里工房」である。20数年前、サラリーマンだった時には仕事で時々熊野町にでかけた。俺は熊野町があまり好きではない。当時俺がいた支店は熊野町の仕事のせいで毎年赤字だった。しかし、社内的には色々あるようで、この赤字は腫れ物扱いだった。そんな赤字は無かったものにされ、支店が赤字なのは俺らの営業努力が足りないからだと言われるのだ。
あ、話が飛んじゃった。まあ、そんな感じだったので、仕事で仕方なく熊野町を訪ねることはあっても、なにかそこで遊んだりなんてことは当然無く、筆の里工房にも一度も行ったことはなかったのだ。
筆の里工房って、けっこうメインの道から離れた山の上にあるのね?メインの通りのすぐ側かと思ってたので危うくシッコを漏らしてしまうところだった。
「もうだめかも」と少し涙目になった頃に無事到着した。
筆の里工房では「安野光雅展 京都 洛中洛外を描く」という企画展が開催されていた。ちょうどよかった。
安野光雅氏は津和野出身の画家・装幀家・絵本作家である。
以前、広島県立美術館で安野画伯の絵本展は観たことがある。今回は「絵本作家」ではなく「画家」としての作品が中心の展覧会だ。
産経新聞で連載していた京都を描いた作品「洛中洛外」の絵が中心である。
水彩画なので、「あれ?このくらいなら俺にも描けるんじゃね?」とか思いつつ作品を観ていく(笑)
建物を描いた絵は特に「これなら俺も」と思わせる(笑)。安野画伯の絵の魅力は、自然の草木を中心とした風景画で一番発揮されているように思う。あ、俺の個人的感想ね。
そんな作品群の中で一番俺が気に入ったのが「嵯峨鳥居本」という作品。
桜の木に囲まれた茅葺屋根の家がぽつんと建っている。この絵は、描けそうな気がするけど絶対に描けない絵だと思った。桜の木の描き方とか秀逸だよね。あ、この絵もやっぱり「自然の草木を中心とした風景画」だ。いや、ほんとに、そういうのが良いんだよ。安野画伯の絵は。
しかし、同じ山口県にこういう大物芸術家がいらっしゃるのは嬉しいね。
いや、津和野は島根県だ(笑)
<追記>
ちなみに安野画伯は、今で言う山口大学教育学部の卒業である。
電気ウナギ的○○
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