9/3は摩周湖、阿寒湖方面へ。途中で雨も上がり、青空の下を気持ちよく走ってたんだけど、「阿寒湖アイヌシアター イコロ」でのショーを観て外に出ると突然大粒の雨。ザーザー降り。
なので昼飯は、雨宿りも兼ねて阿寒アイヌコタンにある「北国の味 ばんや」という食堂にて取った。けっこう怪しげな佇まいの店である(笑)

どうということはない「しおラーメン」や「みそラーメン」が 1,000円とかする観光地価格の店だ。ビール大瓶 900円するしな。
こういう店、若い頃の俺なら敬遠したが、好々爺となった今の俺は「ええよ、ええよ。わしら、観光客だからね。そりゃ食事も観光地価格になるよね。ええよ、ええよ」と全てを受け入れる器をもった(笑)
そして、選んだメニューが「エゾシカ肉定食」2,500円也。2,500円!?ええよ、ええよ。同行者の隼あんちゃんも同じものにすると言う。
早速給仕のおばちゃんを呼んで注文を伝えると、なぜかおばちゃんの表情が強張る。
「あの、値段、ご存知ですか?」
「???2,500円でしょ?」
「え、ええ、そうですが・・・」
確かにこの店のテーブルの上に置いてあるメニューには値段が一切書かれていない。だから、多分、高くても 1,500~1,600円くらいのつもりで注文しちゃって、いざ払うときになって「2,500円?ボッタクリやんけ!!この悪党が!」みたいに騒ぐアホな観光客がいるんだろうなあ。だから怯えてるんだろう、給仕のおばちゃん。店主にメニューに価格を載せるよう訴えても「値段載せたら注文が減っちゃうじゃん」とか言われて(知らんけど(笑))
俺も最初メニューを見たときには「げ、値段がない。時価か?」ってビビったんだけど、壁に貼ってある写真入りのお品書きに「鹿肉定食セット 2,500円」というのがあるのを発見。内容的に「エゾシカ肉定食」と同じものだと認識できた。だから、2,500円とわかった上で注文しているのである。
まあ、出てきた定食を見て、確かに「ボッタクリじゃろうが、わりゃあ!」と言われるギリギリの微妙なラインを攻めてるな(笑)とは思った。
でも、俺は満足よ。初めてエゾシカ食べたし。

さて、エゾシカの肉。本州で食べる普通のシカの肉と変わらんね。(普通のシカという言い方もあれだが(笑))
脂のほとんどない赤身肉やね。思った以上に柔らかい。でも、やっぱ少し血の味がするというか、野趣あふれる味ってやつだ。でも、クセはない。焼肉のタレにつけて食べるのだが、これが美味い。下手に凝ったシーズニングなんかでやるより、獣の肉には濃い焼肉のタレや!(笑)
そして、初めてのエゾシカの味を楽しみ店を出るとまだ土砂降り(^^;;;
といっても、前日雨の降る真っ暗な国道で地元民の軽トラに煽られまくって地獄を味わった俺達にのんびりしている時間はない(笑)
まだ雨に濡れる国道241号線を俺の DUCATI MONSTER S2R 1000 はまるでエゾシカのように力強く駆けていったのであった(嘘)
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○