以前、社食の天ぷらうどんのかき揚げが玉ねぎ、人参入りの野菜かき揚げに変わってて、思わず「かき揚げが立派になっとるやんか!!」と怒りを爆発させた俺でしたが、あれ以来なんとなく敬遠していた天ぷらうどんを久しぶりに頼んでみたのです。残業飯として。
その日は家の晩飯がカレーだったので、社食での残業飯は軽くすませたかったのですが、新年早々、初めての残業飯が素うどんというのも寂しい。そこでかつて俺を裏切った天ぷらうどんをチョイス。野菜かき揚げになって、すっかり魅力を失っていた天ぷらうどんです。新年早々それを注文することになるとは。何か、虫の知らせというやつでもあったのでしょうか?(笑)
そして、出来上がってきた天ぷらうどんを見て、俺は心の中で狂喜の雄叫びを上げました。
かき揚げが昔の「粉ばっかりで、2,3尾の小さな海老が含まれてるだけの安っぽいやつ」に戻ってるではありませんか!!?
・・・ごめん、この間はひどいことを言って。「ひろしま駅弁」の担当者、やっぱりわかってらっしゃる。
そうです、そうです。やっぱ、安い天ぷらうどんはこのかき揚げでないとな!
カウンターで丼を受け取ってテーブルまで運ぶわずかな時間で、早くも粉の部分にスープが染み込み、かき揚げはふかふかどろどろと姿を変えていきます。
まるでかっぱえびせんのような香ばしい海老の香りが広がって、俺を恍惚のかき揚げ浄土へ誘います。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
このどろどろの衣をスープとともにズゾゾゾゾゾと飲み込むその卑猥さよ。ああ・・・
ホント、二度と、野菜かき揚げに戻らないことを願う。
電気ウナギ的○○
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電気ウナギ的○○