俺が日常的に使っているのは CANON の iP90v という小型のインクジェットプリンタだ。
レーザープリンタ等も持っているが、何せ日頃仕事をしている書斎の広さが「2畳しかない」ので大きな機器を中に置きたくないのである。
iP90v を買ったのは、以前、一ヶ月半ほど東京に出張した時だ。3年半ほど前のことである。
何せ忙しいプロジェクトに参加していたので、月末に広島/岩国に戻るということも出来ず、出張先で請求書とか発行しないといけないという状況だったので、デオデオで買って持っていったのだ。鞄に入る大きさなんでね。
それからずっとこのプリンタをメインに使っている。
資料によってはレーザープリンタを使ったり、A3サイズも出力出来るカラープリンタを使ったりするのだが、基本的にはこれ一本で作業をしてきた。
んが・・・最近、ローラー等を掃除しても、印字のかすれや汚れが目立つようになってきたのだ。
ローラー等を掃除してやれば一時的にきれいになることもあるのだが、すぐにまた汚れ出す。しかも、何か左端の方には常に線が出るようになったし・・・
「もう、買い換えかな。書斎が狭いので、また iP90v くらいのサイズのヤツ買いたいけど、けっこう高いんだよな」と困っていたのだが、一昨日、インクカートリッジをセットする台座が取り外せることを発見したのである。
3年半も使っていたのだが、取説も早々に無くしてしまったし、全然知らなかったし気づかなかったのである(^^;
試しに外してみたら・・・左上の写真の有様である。
なんか、汚れが綿状に固まって、なんちゅうか、漉いて作られた和紙のような感じの板状になって張り付いているのである。真っ黒いインクをなみなみと吸った状態で(^^;;;
汚れの原因はこれだったのだな・・・(^^;
この汚れをアルコールに浸した綿棒などできれいにしてやると、iP90v はあっけなく甦った。きれいな印字に戻ったのだ。
ああ、以前、徹底的に掃除した時に気づかなかったのが悔やまれる。何度、お客さんに「今月、請求書にちょっと汚れがあってすんません。プリンターの調子が悪くて・・・」と頭を下げたことか!
しかし、まあ、これでこの入り用の年末によけいなお金を出さずに済んだ。
iP90v はいかにも壊れやすそうな小型プリンタながら、3年半もの間、一度も故障せずに働き続けている。
見てみれば「メイド・イン・ベトナム」なのに偉いことだ。
やっぱ、この世で一番壊れやすいのは「メイド・イン・チャイナ」なのかね(^^;
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