先週末は雨にズボンをびしゃびしゃにしながら「本格派炭焼やきとり処 カープ鳥 球場前スタジアム」へ。

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「カープ鳥」を訪ねるのは久しぶり。以前は広島駅や、横川駅前の店にちょくちょく寄っていたが、ここ数年はご無沙汰であった。もう 6年くらい前に駅ビル改修前の店に行ったのが最後じゃないか?

この日久しぶりに「アープ鳥」を訪ねたのは、このカープファンの巣窟である焼き鳥屋で一杯やりながら、TVで DeNA 戦を楽しもうというつもりだった。

カウンターに座ると、早速、サッポロラガー(赤星大ビン)と、串をいくつか注文。
とりあえず、レジェンドオサナイ(長内)、アドゥワ誠、大道温貴、小園海斗、田村俊介を一本ずつ。

この店は、串に選手の名前を付けていて、その名前で注文する。

オサナイ=ねぎま
アドゥワ=笹身さび焼
大道=せせりさび焼
小園=う玉肉巻
田村=鶏肝

である。ちなみにサッポロラガーは「カーブ」だ(笑)

ビールと串焼きという幸せを噛みしめながら TV の中継に見入る。DeNA の先発はトレバー・バウアー。3回まで三者凡退に抑えられるカープ打線。3回裏には森下が一発を食らい先制される・・・

イライラと赤星を飲み干した俺は「八幡川」の熱燗を注文し、串も田中広輔とS・ファビアンを追加。

田中=笹身梅肉
ファビアン=豚バラ

である。

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そして俺がファビアンを注文したその瞬間、ファビアンにタイムリーヒットが出た。同点!!こんなタイミングでタイムリーヒットが飛び出すとは!!

「よーし、次はゲン担ぎで末包昇大を注文じゃ!」とメニューを手にする。

「えっ?」

なんと、末包の名を冠した串は「チーズつくね」であった。それってなに?美味しいの?怪しい串に注文を躊躇している間に末包のホームランが飛び出し逆転!!

ありゃ?ゲン担ぎも意味なかったな・・・ま、いっか(笑)

つーか、末包は今やカープの四番なんだから、もっとこう、王道の串を割り当てていただきたい(笑)
もう先々週の話だが、久しぶりに「クスクスラーメン 横川店」を訪店。

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土橋方面で夜間のフィールドサービス案件の作業があったので、それが終わったあとで(健康のため(笑))てくてくと歩いて横川駅に向かってる途中で寄ったのである。

「クスクスラーメン」はいわゆる二郎インスパイア系のラーメン店で、市内にももう一店舗、いや、二店舗ある?居酒屋「喜笑家くすくす」がやっているラーメン店だ。

わしくらいの熟年になると、二郎インスパイア系のラーメンはである。身体に悪い。いや、マジ、リアルに(笑)

なので先日も店の前を通りかかったのだが、その時は「うーん・・・寄ろうか、どうしようか・・・」と悩んだ挙句、「ななしやのにんにくラーメンにしよ。あっちの方がなんぼか健康的だわ」と「らーめん処 ななしや 横川店」に向かったのだ。

しかし、男のくせにちまちまと健康を気にする俺に神様が罰を与えたのか「ななしや」は休みだった・・・いや、火曜日が定休日だったんだけど忘れてた(笑)
「ああ・・・素直にクスクスに寄っておけばよかった・・・」と悔やんだものよ。

ということもあったので、この日は迷うことなく入店。そして一番身体に悪そうな「ブチ郎」麺 200gの並盛を、あぶらマシ、にんにくマシの辛さ 4(辛さ 5が MAXである)で。1,200円也。

「ブチ郎」というのは高井田系ラーメンの濃い醤油スープと太麺に、スタミナ満点ラーメン(スタ満)の名店・すず鬼の二郎インスパイア系ラーメンのトッピングを合わせた濃厚カロリー過多ラーメンのようだ。いや、ラーメンのことはよく知らないので間違ってたら指摘していただきたい(^^;;;

店の前のポスターには「ぶちヤバい!!ブチ郎 高井田系Xスタ満二郎」とある。真っ黒なスープの上に、麺を隠すほどに載せられたトッピングは「国産牛ホルモン ほぐしチャーシュー 刻みニンニク 味付け背あぶら うずらの味玉 もやし 青ネギ 生玉子 種入とうがらし」である。

注文してけっこう待って出てきたブチ郎・・・ポスターのとおりの出で立ち。いや、写真より迫力あるかも(^^;;;

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何と言っても、中央に鎮座する生卵と、器のふちに並んだうずらの卵が目に飛び込んでくる。こんなに卵を食べたら、コレストロールとか摂取過多にならんのかいな?と若干の心配が・・・。牛ホルモンは美味かったけど、それだけに量がもう少し欲しかったかなあ。

マジで醤油スープはかなり濃い。二郎のスープと醤油をドバドバ混ぜたような濃い味や。毒や、これ(笑)。そしてぴりぴりと唐辛子の辛味がある。辛さ 4はかなり辛い方なんだけど、それよりスープの味がむっちゃ濃くて、辛さも気にならない(笑)・・・毒や。

いやあ、塩分とかすごいんだろうなあ・・・絶対身体に悪いよなあ。でも、美味いからなあ(笑)

ただ、味的には普通の二郎インスパイアなやつの方が俺好みかな。
次回クスクスラーメンを訪店したら、多分、普通のラーメン頼むと思う(笑)。身体も心配だし(笑)
前回観戦した 5/2 (金)のズムスタ(Mazda Zoom-Zoom スタジアム)での中日戦が負け試合だったので、悶々とした気持ちでゴールデンウィーク明けの日々を過ごしていた。

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なので、その中日戦以降、ヤクルト戦、DeNA 戦と遠征していたカープが一週間ぶりにズムスタに帰ってきて行う巨人戦の初日、5/13(火)をズムスタにて観戦したのである。

この日は、怪我で離脱していた秋山、モンテロの復帰戦でもあった。

昼休みに散歩がてらズムスタまで行って当日券を買ったのだが、いやあ、三連覇していたころは、平日でもチケットが全然手に入らなかったんだけど、今は全然大丈夫やね。火曜日というのもあるだろうけど、内野2F指定や外野指定など全然手に入る。秋山、モンテロの復帰戦なのになあ。

ま、経済的な理由と、実は高いところからグラウンドを観ると、試合全体の動きがよくわかって面白いというのもあって、内野自由席 1,900円を購入。巨人戦だから自由席だと座れないかなと心配もあったが、全然大丈夫だった。試合開始時点では結構ガラガラで好きなところに座れた。

自由席のほぼほぼ最上段に陣取って、カープうどん全部のせなどを啜りつつ観戦を楽しんだ。
ただ、この日は嫁さんの送迎がなかったのでノンアルだったのが悲しかった。
というか、ビール無しでも野球観戦ってできるんだなって気づかされた(笑)。ナイター観戦ってビールとセットのものだと思ってたので(笑)

試合の方は面白かった。俺の推しである末包の強烈なホームランも観れたし、今年の俺ユニであるファビアンのマルチ安打や、復帰したモンテロのポテンヒットのような渋いヒット(笑)も観れた。

そうそう。4年ぶりの中村奨成のホームランも!!

俺がいつも奨成に関しては厳しいことしか言わないのでアンチだと思っている人がいるが、俺が嫌いなのは「結果も出してないくせに真面目に野球と向き合わず、人妻ナンパしてばかりのセックス依存症のダメ選手と、それでも盲目的に広島の星だと奨成を擁護するバカファン」だけで、真面目に練習に取り組み、結果を残している中村奨成のことは応援するし、活躍すれば嬉しい。

そして、先発の森もよく粘って、4-2のリードで終盤に・・・
2点差は全然安心できんけど、塹江、森浦たち中継陣と、最近調子が悪いとは言えなんとか結果も残している栗林がどうにかしてくれるだろう・・・と思ってたら・・・

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森浦、島内と繋いで、8回表にハーン?えっ?ハーン?いや、ハーンなんか出さんでも他におらんか?ハーンでええんか?とぶつぶつ言ってたら、先頭打者にヒット、次の打者のキャベッジにツーラン打たれてあっという間に同点。何しに出てきた、ハーン。

これで結局延長戦に突入。
12回にモンテロのサヨナラヒットで勝ちはしたけど、岩国まで帰らないといけない俺はその勝ちを球場で見ることはできなかった。

いや、マジで、新井の監督としての資質に疑問を持ったよ。そのハーンへの盲目的な信頼はどこからくるん?
いや、実際は 14年ぶりだった。
もう、皆に「いやあ、二十数年ぶりに横浜家系の店に行ったよ」なんて言ってたんで、とりあえずタイトルはそのままで(笑)

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家系のラーメンを食べたのは、14年前に平和公園の近くにあった「横浜家系らーめん 横須賀家」(今もあるのか?)で食べた「あぶそば」が最後。ラーメンじゃ無え~(^^;

まあ、最後に食べたのはラーメンじゃなかったんだけど(笑)、どうも家系ラーメンは苦手だなあと思い、それ以来訪店したことはなかったのである。

なので、十日市交差点近くに「横浜家系ラーメン 今村家 十日市総本店」がオープンしてから 1年?2年?・・・ちょっと正確にはわからないが、まったく寄り付かなかったのである。

・・・が、横浜で働く息子帰省したおりに「横浜市内のラーメン屋の半分は家系ラーメン」と、真偽のわからない話をしていたのが頭に残っていて、ついに家系ラーメンの店に足を踏み入れたというわけである。

注文したのは「醤油(並)ラーメン」の「マヨチャ丼セット」。
オプションは「麺の硬さ=硬め」「味の濃さ=濃いめ」「油の量=多め」で。
醤油ラーメンと名がついているが、家系なので豚臭いほどの濃厚豚骨スープの醤油ダレかえし、いわゆる醤油とんこつラーメン・・・である。

そりゃ、スープは美味いよね。家系の味が嫌いなわけじゃないんよ、俺も。つーか、普通に美味い。

問題は麺なんよ。極太麺なんだけど(これこそが家系の根幹)、これが細麺至上主義者の俺に合わない。あ、「こういうスープはこういう麺によくなじみ・・・」とかそういう麺の話はどうでもいいので、俺の前でそんな話はけっこうです(笑)。啜ったときののど越しが俺にとって麺料理の全てなんで。スープに合った太さとか味とか、そういうのまったく興味ないです(笑)

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話を戻すと、上記のように「麺硬」で注文してしまった俺がアホなんだけど、太いうえに硬い麺は、名古屋の味噌煮込みうどん並のゴワゴワカタカタ食感で食いづらい一品になってしまった。
次回は普通の硬さで注文してみようてえ。それで俺的に許容範囲だったら、今後も家系はアリだね。味は良いんでね。

そうそう。マヨチャ丼も美味かった。なんか、香草?いや、玉ねぎの味?いやいや、なんか香草だろう。ピリピリにた辛味の何かが甘ったるくなるマヨネーズ丼の味を引き締めてていいねえ。

家系だと「この海苔はどう食べればいいの?」問題があるけど、マヨチャ丼をくるんでさらに濃厚味にして、ああ、デブ満足な一品であった。
今年のゴールデンウィークは暦通りの休みで、まあ、4連休ではあったんだけど、もう、4日休みが続くくらいだと全然「ゴールデン」感ないよね・・・
あっという間に日が過ぎていく。

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「ああ、何もせんままもう5日だ。明日で休みも終わりだ」と思うと(貧乏性なもんで(笑))いてもたってもいられなくなり、周防大島へソロツーリングに出発。

今回は大島大橋を右折して安下庄側から島を一周した。
いやあ、周防大島の海はほんときれいだねえ。なんでこんなきれいな海の島から、あんなに心の汚れた教育長や議長が生まれたのかね?(笑)。山口県七不思議のひとつやな(笑)

そして、潮風を受けながら気持ちよく DUCATI MONSTER S2R 1000 を走らせ小積・大積地区を通り過ぎたら片添ヶ浜だ。

実は前の晩にしこたま飲んでそのまま寝て、朝もだらだらと起き出してそのままツーリングに出たので風呂に入っていない(笑)

というわけで、片添ヶ浜にある町営の温泉施設「遊湯ランド」でひとっ風呂浴びていくことにした。

実は家を出るときから遊湯ランドに寄ろうとは思っていたのだが、タオルをどうしようか迷った挙句、この日は荷物は何もなしで身軽に走ろうと決めて持っていかなかった。
サービスでバスタオルくらいは使えるんじゃないか?と思ってたのだが、そういうの無いのね(^^;;; ハンドタオルも 200円で購入しないといけないので、この日はタオル無しで(^^;;;

いや、やっぱタオルはいるね(^^;;; 結局、脱衣所である程度身体が自然乾燥するまで待つのがだるかったわぁ~

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しかし、久しぶりの遊湯ランド、満喫しましたわ。
湯船につかって眺める瀬戸内の青い海と、遠くに見える四国や小さな島々の風景のすばらしさ(笑)
それに、打たせ湯が良い。最初は俺一人だったので、打たせ湯も独占して、しっかり首回りから肩にかけての血行が良くなったわ(気のせい)

股間の巨大なイチモツをぶらぶらさせながら、外湯の側に仁王立ちとなって大島の海を眺める。
ここ、国道437号線沿いの建物から丸見えやな(^^;;; まあ、それも一興(笑)

ただ、残念だったのは、明治牛乳が瓶の牛乳の自販機での提供を3月末でやめたとかで、いつも遊湯ランドで風呂上りに飲むコーヒー牛乳が無かった・・・悲しい・・・。缶コーヒーで代用したけど・・・ちがーう・・・(^^;;
3/20(祝)。嫁さんと娘が下関である声優のトークショーを観に行くというので、嫁さんたちを送っていったついでにお袋と下関市立美術館を訪ねてみた。
あまり下関まで出かけることもないので、もちろん初めての訪館である。

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なにか所蔵品を観れればいいか・・・と思って訪ねたのだが、幸い、特別展が開かれていた。

「グライズデール・アーツと下関 ライフパーク/人生という芸術の肖像」である。観覧料一人 1,000円を払って入館。公営の美術館は入館料が安くていいよね。

グライズデール・アーツ(Grizedale Arts)というのはイギリスの現代アート団体で、今までに活動内容も色々変化してきているようだが、今は「皆の生活に役立つアート」の創出を理念としているようだ。

そのため、下関の菊川でも古民家を幻術的に再生したり、地元の陶芸家と合作したり、そういう活動を2017年頃にやったようで、その縁で今回特別展が開かれたようである。

・・・が、なかなかこういう「活動そのものが作品」という芸術を理解するのは難しい。
展示も「こういう活動をしました」というのが説明が主で、一応、その活動の中で作り出された陶器なども展示されているのだが、それはあくまで「活動の中で生まれた副製品」という感じで、こう言っては何だが「子供でも作れそう」な素朴で泥臭い作品が多かった。

そのため、お袋なんか「展示品」という認識が希薄になってしまったのか、「現代アートというのはよくわからんねえ」とか言いながら展示されている陶器を普通に家の食器感覚で手に取ろうとしたりして、俺に制止される始末であった(笑)

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そんな中でも良い作品との出会いがあった。グライズデール・アーツと下関の橋渡し役となったのは、下関市(菊川)出身でアイルランド在住の写真家・藤田需子(ふじたもとこ)氏であり、そのため彼女の写真も展示されていたのだが・・・よかったわあ。
なかなか俺好みな写真。この特別展にこなかったら藤田氏の写真に出会うこともなかったかも。やっぱ、美術館巡りは細かくしておいたほうがいいね。

ところで、美術館を訪ねる前にお袋から「現代美術というのは何ね?」と聞かれた俺は「例えば丸い石を3つならべて、これは芸術作品だと主張し、一人でもそれを理解してくれる人間がいればそれは現代アート作品よ」みたいな説明をしていた。そしたら本当に下関市立美術館の庭に「丸い石が3つ並べられた作品」があって、「ほれみい。俺が言うたとおりじゃろう」とお袋と大笑いした(笑)
まったく Unity の無料ライセンスが取得できないし有効化できない・・・

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「ライセンスの認証に時間がかかりすぎました。もう一度やり直してください。」(It took too long to activate your license)となる・・・

うーむ・・・

Unity サイトの「よくある質問」を見ると、「インターネット接続が変なんじゃね?ファイアーウォール止めてやってみ」「もしかしたら Unity サイトがおかしくなってるかもしれんから、時間おいてやりなおしてみ」って書いてあるけど、いや、そうじゃないよ。

どうすりゃいいのかね?アカウント作り直し?(今のアカウントは随分前(何年も前)に作って、ちょっと試しにミニゲーム作ってみて、それからずっと放置してたアカウントなんよね・・・)
今年の 1月13日、随分前の話だが、広島市現代美術館の「コレクション展 2024-Ⅲ ハイライト+リレーションズ[ゲストアーティスト:西島大介]」を観た。

特別展「原田裕規:ホーム・ポート」を観たついでに・・・だったけど。(こちらの特別展については、このブログにも書いている

で、感想だが・・・

なんも覚えてない・・・(^^;; つまり、ピンとくる作品がなんも無かったんだろうなあ。

パンフレットの表紙にもなっている小沢剛氏の「ベジタブル・ウェポン・スペシャル」は、「原爆ドームの前で野菜を持った女が立ってる写真」という如何にも現代アートという作品で、広島が舞台になっているのでわずかに記憶があるが、その時も「何が言いたいのか、何を表現したいのか、まったくわからん。ザ・現代アートだな・・・」と思っただけであった。

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西島大介氏についてもあまり存じ上げず、氏が書いたキャラクターを観て、ああ、どっかで見たことある絵柄だなあ・・・と思っただけで心に刺さることはなく・・・。娘が好きな絵柄かなと思って、帰ってパンフレットの氏の絵を娘に見せてみたが「ふーん」という感じで爆死であった。

もちろん、俺に響かなかったからといって、それが作品の良し悪しの判断にはならない。
現代アートは「何を表しているか」を読み解く過程、そして読み解いたとき「なるほど」と納得できることに価値があり、その価値は個々の「観る人」の感性に委ねられるもので、俺にはなにひとつ読み解けるものがなかっただけの話だ。

一応、作品の横の説明も読むけど、それでもなんか納得できなかったものばかりだったということ。まさに「俺には刺さらなかった」だけの話である。
そして、誰一人刺さる人間がいなかった作品は「現代アート作品」とは呼べず、それは「オナニーのティッシュ」である。自分だけ気持ちよかったのね・・・という。それだけの話し。

だから反対に、どんな突飛な素材や造形のものでも、見ただけで「これ面白い」「これ好き」と感じられるものは現代アートではなく、伝統的な「美術作品」だと思うのよ。あ、これは余談。
随分前、今年の 1月13日の話。久しぶりに広島現代美術館を訪ねた。

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広島現代美術館を訪問したのも 2年ぶりくらい?
土日の仕事をするようになってなかなか行けなくなった。

ああ、やっぱ今このブログを見てみたら、2年以上前に「アルフレッド・ジャー展」観にきて以来だ。

今回は、「原田裕規:ホーム・ポート」展を観に。
原田氏は広島出身の作家。いわば里帰り展。
岩国市にも住んでいたことがあるようで、灘から見える山をモチーフにした作品もあった。

・・・が、どうも俺にはピンとこなかったね。
作品の説明文を読めば「ああ、なるほどね」とは思うが、だからといってその意図が全然響かないというか・・・

多分、俺という人間は「映像作品」ってやつがあまり好きではないんだろうなあ・・・知らんけど(笑)
どんな作品を見ても、冗長にしか感じないんだよなあ。映画のような「わかりやすい」物語性のあるものは好きなんだけど。
絵や写真のように「その時」を切り出した作品の方がやっぱりインパクトがあると感じてしまうのよね。

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ただ、「廃棄された写真」を集めた展示作品は面白かった。
テーブルの上に、何千枚、何万枚もの古い写真が雑に置いてあるだけなんだが、観客はそれを自由に手にして観ることができ、そのどこの誰ともわからない人の写っている写真に、観客自らが物語を作っていくことのできる作品。

持っていた人が死亡したり失踪したり、あるいはゴミとして出されたりして、廃棄業者のもとに持ち込まれた写真を、ただ原田氏が集め、まとめてドンっとテーブルの上にばら撒いただけの作品。でも、作品として色々な意味づけや展開のできる可能性のある作品だなあ、これ。

というわけで、ピンとはこなかった特別展だったのだが、それなりに得るものもあった広島市現代美術館でのひと時なのであった。
昨夜はおふくろが孫たちを食事につれていってくれたので、俺も同伴(笑)

岩国市中通りの「居酒屋よか鶏岩国駅前店」である。

酒は大関とか越後の酒とか、安いチェーンの居酒屋に置いてあるような、そういうありふれた酒が基本なのだが、一応、九州の会社がやっている居酒屋なので、九州の日本酒の飲み比べメニューがあった。

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「ちょい飲み 3種の日本酒飲み比べ」1,000円である。
六種類ほどの日本酒から三種を選ぶ。岩国の酒も入っているが、今更「雁木」とか「五橋」とかを飲み比べても仕方ないので、九州の酒に絞って選んだ。

  • 喜多屋 蒼田 本醸造
  • 博多の森 純米
  • 三井の寿 麗吟 純米吟醸

である。本醸造も入ってて、しかもお猪口(小さめ)一杯ずつで 1,000円は正直高い・・・

しかも、すべて俺の好みではなかった・・・辛いよ、どれも。いわゆる「淡麗辛口」系の味。俺がもっとも苦手な日本酒の味だ。

いや、福岡にも美味い酒はあるのよ。この三種が俺の好みではなかっただけなので、それは書いておく。

ところで、「三井の寿」を試し飲むとき、「これが『みついのことぶき』か・・・」と俺が盃を手に取ると、息子から「それは『みいのことぶき』と読むんよ」と指摘が。そんなに日本酒好きでもない息子が正しい銘柄の読みを知っていることに驚いたが、どうも、スラムダンクの作者・井上雄彦氏が「三井の寿」が好きで、そこから「三井寿(みついひさし)」というキャラの名前を取ってきているという有名な話があるそうだ。

エヴァンゲリオンで若者に名が浸透した「獺祭」とか、人気マンガ・アニメ経由で若者が日本酒に興味を持つのであれば良いことだな。

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