止め刺し用の槍を自作

先週の土曜日。罠で獲った猪にトドメを差す槍を自作(笑)

一応、親父が作った「ステンレスの物干し竿の先に包丁を取り付けた槍」があったんだけど、前回、Oツカさんの家の上の罠に 80kgのメス猪がかかった時に柄の部分が猪の抵抗でひん曲がってしまった。
その 3日後に、赤土のところの罠(墓の上の罠)に 50kgのメス猪がかかった時には、先の包丁が抜けてしまったらしく、急遽弟のナイフを括りつけて止め刺しをしたらしい(^^;

20160312_yari1.jpg
ということで、ちゃんとしたのを作ろうかと、朝からナフコにでかけ、アルミパイプと刃先を固定するためのボルトを購入。それから近くのダイソーに行って、108円のステンレス製刺身包丁を買ってきた(笑)
180cmのアルミパイプが 1,200円ほどしたが、ボルトは数十円。結局材料費は 1,400円ほど(笑)
ステンレスのパイプが曲げられてしまうのにアルミで大丈夫なのか?という話だが、ナフコで比べてみると、アルミのほうが柔軟性があるようで良くたわむ。そのほうが折れにくいような気がしたのでアルミパイプにした。

余談だが、その場でたわみ具合などを見つつパイプを選んでいるところを学生時代の同級生・クラモンに見られてしまい恥ずかしかった(^^; 「槍の材料」を選んでるところを見られるのはねえ(^^;

家に帰って、バイスについたアンビルの上でパイプの先を叩いて平らにし、そこに包丁の刃だけ(柄は親父が削りとってくれた)差し込んで更に叩く。もちろん銃刀法で刀剣扱いにならないよう、刃の部分は15cmより短くなるように位置調整しつつ。これでも一応固定されているが(パイプの直径より刃の幅の方が広いので奥に入っちゃうこともないけど)、猪を刺すとさすがにこれでは先が取れてしまう恐れもあるのでボルトで止めるための穴を開ける・・・が、これが大ごとだった(^^;

20160312_yari2.jpg
俺も親父も弟も、我が家には鉄用のドリル刃しかなくて、これだとステンレスになかなか穴が開かない。
それでもかなりの時間をかけて、やっと細い穴が開いたので、ボルト止めは諦め、鉄板用のビス(先がドリル刃のようになったセルフドリルネジ)を無理やりねじ込み(これもきつかった(^^;)、先をサンダーで削ってからハンマーで叩いてカシメにした。

まあ、これで良い感じになったんじゃないの?

ただ、この槍を作ってからまだ猪がかかってないので使用テストはしていない。

ちなみに、この槍は届け出の必要な刀剣にならないよう刃渡りが15cmより短く作っているのだが、銃刀法で「正当な理由がなければ刃渡り6センチ以上の刃物を携帯する事を禁止」となってるので、普通の人は家から持ち出すことはできない。うちは、俺と弟が狩猟免許を持ってて害獣駆除もやるので、その目的(正当な理由)のためなら持ち歩いても良いのである。

なので、「うちの鬼嫁がぐだぐだうるさいんで、刺し殺してやるから槍貸してくれ」とか言うてきても貸せませんのであしからず(誰に言うてる?(笑))

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コメント(2)

100禁の包丁だと、刺したときに包丁が折れそうな気がしたのは私だけ?

まあ、確かにかなり薄い作りではありますねwステンレスだし。ポキっといきそうな感じもなきもしもあらず・・・
まあ、試してみます。
ポキっといったらまた100均で買ってきて差し替えですよw

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このページは、shinodaが2016年3月19日 11:20に書いたブログ記事です。

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