「鉄華」で「清泉」と「萩の鶴」を

連休前の金曜日に、日頃なかなか寄れない「鉄板焼 鉄華」に久しぶりに顔を出した。

美味い酒が呑みたくなると寄ってしまう店のひとつだ。
「鉄板焼き屋なのに」というと語弊があるが、不定期にお薦めの日本酒を二本ずつ紹介している。
この二種類の日本酒を、冷酒で一杯ずつやっていくのが「鉄板焼 鉄華」での俺スタイルである(笑)

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店に入ると、カウンター席には旅行客っぽい老夫婦が座り、熱心にマスターに話しかけている。いつも俺が座る席だ。

実は今日、ちょうど Twitter でこういうシチェーションでの一見客、常連客の好ましい所作という話題で盛り上がった。
江口まゆみ(酔っぱライター) @yoppawriter」という人の「常連さんは、来る時間や店での定位置が決まっています。一の客は、それを乱さないよう、気遣って飲まなければ店に失礼です。」というツイートが起点だ。

もちろん「はぁ?何言ってんの?お前」って意見が大多数で、そもそも「混んでるのに店主やスタッフに話しかけ、しかも長っ尻する常連面した馬鹿」が大嫌いな俺も「常連の方こそ店の営業のために気を遣え」と反論した。
この日が、まさにそのシチュエーションであった(笑)

さて、俺はどうしたか?

俺は、旅行客の邪魔をしないように、目でマスターに挨拶しつつカウンターの端に腰を下ろした。こういうのが正しい常連の所作だと思う(笑)。わかったか?>酔っぱライター

そして俺はお薦めメニューを確認し、「清泉 純米吟醸」(新潟県)を注文。北陸の酒らしくちょっと辛め。でも、ほのかにフルーツ香はして美味しい。

アテには「漬物盛り」と「小鰯天」を。鉄板焼きの店なのに、相変わらずレベルの高い肴。ほくほくの「小鰯天」に酒も進むで(笑)
いや、マジで美味い小鰯天やったわぁ。

次にもう一本のお薦めの日本酒である「萩の鶴 特別純米 "R20"」(宮城県)を。
"R20"というのは「しぼりたてをフレッシュに味わう ここからいかようにも変身できる20代新入生タイプ」の酒という意味だ。早めに絞った「若い酒」である。若さを感じる上品な甘みのする酒だ。でも、しっかりとコクも感じることができ、この子が将来良い女に育つことが(あ、女って言っちゃったよ(^^;)はっきりと確信できる。"R30"や"R40"も呑んでみたい。(ちなみに "R50"はない。ごめん、50代女子)

実はこの 2日後に、地元の小学校の PTA の非公式会議(笑)があり、そこに俺は「萩の鶴 メガネ専用 特別純米酒 全員メガネの蔵人で造りました。」を持ち込んだ。萩野酒造は蔵人が全員メガネという奇跡の蔵なのである。
この酒も、そんなふざけた名前をつけていながら、まるで吟醸酒のようなフルーティーさも持つ、実に上品な甘みのする酒であった。美味い。

最近俺がかつての日本三大酒処をけちょんけちょんに言うのは、こういう遊び心がないことも理由のひとつだ。
酒造りには一切手を抜かず、きちんとした美味い酒を作りつつ、酒の名前でちょっと遊んでみる。そういう酒ファンを増やすためのアイディアはかつての日本三大酒処の蔵からは出てこない。

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萩野酒造、好きだわぁ。このトレンドの作り方は、中国地方でも山口や広島(西条以外)の若い経営者や杜氏たちの活動とも重なる。いい流れだ。大手に邪魔されないようにしなきゃ(笑)

そんなことを思いながら、アテで追加した「せせり梅しそ焼き」をつついていると、旅行客が帰って手の空いたマスターが「萩の鶴、呑んでもらえました?」と話しかけてくる。そこから酒談義で大いに盛り上がった。
これよ、これ。常連客なんて、これでいいのよ。「俺がこの店の常連だ」臭を漂わせるヤツはダサさの極み。

まあ、結局話しが盛り上がりすぎて、「今度、山口県の『わかむすめ』って酒。これ、最近の一推しなんでお土産に買ってくるよ」なんてことになってしまった。徳地の直売所まで買いにいかなきゃ(^^;

というわけで、この日も鉄板焼き屋で良い日本酒を堪能できたのであった。
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このページは、shinodaが2019年5月14日 16:50に書いたブログ記事です。

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