カメラ: 2023年3月アーカイブ

今日も夕方から春を求めて家の周りをうろうろ。

手にはいつもの OLYMPUS PEN E-P7 + G.ZUIKO 28mm F3.5(4/3 なので、56mm相当)。

いいおっさんがカメラ片手にうろちょろしている姿はなかなかに怪しいわね。都会なら即通報されてもおかしくないが、田舎では他人の眼を気にせずのんびりと撮影を楽しめる(笑)。実際、誰にも出会わなかった(笑)

近くを流れる島田川に下りると、草で覆われた岸辺に黄色い花が。菜の花?いやあ、まったく花の名前を知らなくて。

川面に映る暗い青空に黄色が映えるなあ・・・と。

OMマニア」というサイトでの、このレンズの評価が「コントラストが高く、絞り開放からシャープな写りだ。カリっと硬い写り」ってものだったが、まさにその通りの写りに見える。

20230328_shimatagawa01.JPG

昨夜は娘の塾の迎えの前に時間ができたので、OLYMPUS PEN E-P7 を手に、それまで降っていた雨も上がったので、大竹港三菱地区あたりから工場街をぶらぶらと・・・

レンズは先日買った国産オールドレンズの OLYMPUS G.ZUIKO 28mm F3.5 だ。

工場は本当に被写体には事欠かないね。あちらこちらに絵になる巨大な人工物が・・・

でも、雨上がりの路上もこれまた街灯に照らされていい感じ。なので、工場の建物を撮らずに濡れた路上にレンズを向ける(笑)

20230323_ootake2.JPG

まず、ナトリウム灯のオレンジの光で路面が黄金色に輝いて、なんか面白いなあと撮った一枚。
もう少し寄って明るいところだけ切り取ったら、銀河系中心部の星の海のように見えたかも・・・このときはそこまで考えが及ばず、「おお、きれい」と思ってパシャリとしただけ。今度はちゃんと「誰に見せたいか」「見て、どう思ってほしいか」を考えて撮るようにしよう。

20230323_ootake1.JPG

次に、路上の水たまりを PEN のモノクロプロファイルコントロールのプリセット設定のひとつ、「クラシックフィルム モノクロ」で撮ってみた。粒状フィルム効果のざらっとした風合いに仕上がるプリセットだ。

PEN はボディ前面にプロファイルコントロールの ON/OFF レバーが付いていて、それで ON にしたあとに液晶画面でプロファイルを選択する形なので使い勝手がいい。
液晶画面でプロファイルコントロールの ON/OFF する形だと、面倒くさいので俺は一生使わなかったかもしれない(笑)。やっぱり物理コントロールって大事(笑)

銀河の中のブラックホールのようにも見えて面白い写真だと思うが、なんか貞子の眼のようにも見えてきて、ちょっと怖いので SDカード上から消したい・・・(^^;




国産オールドレンズの「OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 1:3.5 f=28mm」を買ったという話を書いたが、そのときに参考に見ていた「OMマニア」というサイトに「 モノコートであることから逆光には少々弱いのでゴーストが出やすい。フードは必須だ。」とあったので、さっそくフードを買った。

20230322_olympus1.jpg
ヤフオクでオリンパスの純正フードを落としてもよかったのだが、ラッパ型なのがいまいち気に入らなくて、結局千円ほどの安いライカ風フードを購入。

早速付けてみる。うーん、いい感じ。やっぱこの形のフードがしっくりくる。(オリンパス純正フードをディスってるわけではありません(笑))
特に俺は「昔のオリンパスシステム」を再現したいわけではないので、小物まで純正品にはこだわらないだけの話である。

ところで、「フードの中にもネジが切ってあるので、レンズキャップを取り付けることができます」と書いてあったが、いや、無理やね(^^;
オリンパスの純正レンズキャップは外周につまむところが付いているので、レンズフードの中では指で挟めませんわ(^^;

というわけで、以前買った汎用の 49mm径のキャップにする。こいつは指で挟むところが内部に付いているのでレンズフードの中でも(窮屈だが)指で挟さんで取り付けることができる。

でも、やっぱレンズキャップは OLYMPUS と書かれた純正品が良かったな(そこはこだわる(笑))
オリンパス純正のラッパ型フードだったら大丈夫なんかね?

この間、ロシア製の 28mm 単焦点レンズ(Industar-69)を買ったんだけど、まあ、あれは予想外の写りを楽しむレンズなので、ちゃんと撮れる(というと語弊があるが(^^;)28mm 単焦点のオールドレンズも探していた。

20230318_olympus1.jpg
そしたらヤフオクに「OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 1:3.5 f=28mm」が出ている。F3.5という暗いレンズなので、当然中古価格も安い。Amazon なんかでも中古品を売ってるんだが、だいたい 5千円前後が相場のようだ。

ただ、個人出品のオークションだと送料が別途かかるし、それも 千数百円はする。だから、3千円台で落ちれば買おうと思い入札したら3,300円で落札。送料 1,100円を加えて 4,400円なので、まあ、相場より少し安いくらいで買えたんでラッキーだった。

ちなみに、「オールドレンズの新しい教科書」鈴木文彦著には、OLYMPUS ZUIKO オールドレンズが 50mm F1.8、50mm F1.4、35mm F2.8 の 3本紹介されている。残念ながら 28mm F3.5 は載っていないが、同じ G.ZUIKO AUTO-W シリーズの 35mm F2.8 についての「そこに被写体があるかのようなリアリティーある描写をする」という評価が当てはまるんじゃないかと期待している。

F3.5 という暗さではボケ味を楽しむのは難しそうだが、ズイコーレンズならではの清涼感のある色味は楽しめるかな。

「OMマニア」というサイトでも、"古く暗いレンズだがコンパクトで高描写力のある写り「伝説の銘玉」" と紹介されている。
早く時間をとってじっくり撮影をしてみたいものだ。

夕方、仕事の書類を郵送するために、家から 1.5kmほどのところにある祖生郵便局までウォーキング。

その道すがら、今日手に入れたばかりのロシア製のオールドレンズ Industar-69 28mm f2.8 をセットした OLYMPUS PEN E-P7 で風景を撮ってみる。

とりあえずレンズの発色などを試してみたかっただけなので、構図等々のご批判はご勘弁を(笑)

で、まずは黄色い標識。

20230315_industar1.JPG

この黄色、好きやわあ。質感があまりちゃんと出てない分、ちょっとマットな感じなのが良いわあ。

で、次に、山に沈む夕日。

20230315_industar2.JPG

いや、夕日はどうでもいいんだけど、手前の田んぼの緑がけっこうしっかり発色してるねえ。
この明るさだともう少しくすんだ感じになってもしかたないけど、緑がけっこうはっきりした色で写ってる気がする。

20230315_industar3.JPG

郵便局に着いたときにはもう薄暗くなってたんだけど、ポストの赤も暗い中でしっかり発色している感じ。

なんか、このレンズ、けっこうはっきり赤、黄、緑の原色系の色が出てくる感じやね。
どれも俺の好きな感じの色に写ってる。こりゃ、けっこう遊べるかもしれんなあ、このレンズ(笑)

ヤフオクで Industar-69 28mm f2.8 という所謂オールドレンズを落とした。
と言っても、一回目の入札が即決価格になる形の、実質的には業者から購入したものだ。11,500円だったが 1,500円のクーポンを使ってぽっきり 1万円だった。
一応、中古カメラ店などのネットショップで値段を調べてみると、相場は 12千~13千円くらいで、まあ、それより若干安かったので落としたのだ。

20230314_pen1.jpg
Industar-69 は、ロシア製のトイカメラについていたレンズで、まあ、そんなに立派な造りのレンズではない。
でも、トイカメラのレンズとはいえ 一丁前に絞りも 2.8 から 16 まで変更できるし、PEN に着けたらそれなりに遊べそうだ。
マウントはライカの Lマウントである。実際に PEN に着けてみると良い味出してる(笑)

50mm の Industar-50 は出回っている数は多いし、相場も 5千~6千円くらい。ただ、50mm レンズは今のところ ZUIKO の 50mm F1.4 で遊べているので、今回は 28mm の Industar-69 を落としてみた。

絞りリングが外周ではなく、内側、レンズ最前面にレンズ本体を囲むように設置されている。最初、「え?絞りリングは?」と思ったのだが、たしかに内周のリングに赤い丸と、その周りに 2.8から 16までの数字が書かれているので、ああ、これが絞りリングか・・・というのがわかった(笑)
絞りを決めるのに、指がレンズ本体にあたってしまいそうになり、実用的な面では糞な設計だが、こういうのも楽しいのがオールドレンズの世界やね(笑)

早速撮ってみたが、うーん、16まで絞ると普通に風景写真が撮れちゃって面白くないな(笑)
質感は悪くて、緑の葉っぱがフラットにグリーンで潰れる。絵画的というか、イラスト的なテイストがあって、そこはちょっと面白い。
でも、もっと個性を出せる被写体があると思うので、色々試してみよう(笑)

なんか、自分が撮った写真を見ていて思ったのだが、俺、明るく撮りすぎてるよなあ・・・。露出過度(露出オーバー)ってやつだ。
風景なんか撮っても、なんか明るいところは白く飛んじゃってるし、全体的に締まりがなく薄ぼんやりした印象だ。

夕方、散歩をしながら、我が家と道を挟んだ向こうに並ぶ家をパチリと撮ってみたが(明るさの問題を調べたかっただけなんで、構図とか糞いい加減なのは許していただきたい(笑))、液晶ディスプレイでいい感じに見える明るさで撮ると、やはり夕方なのに妙に明るくて、朝なのか昼なのか・・・って感じだ。

20230308_soo1.JPG

本当、もっと暗く写したいのに。
シャッタースピードを上げて少し暗く撮ってみたのだが、ああ、やっぱりこっちのほうが思ってた画に近い。
バックの液晶画面で確認して「お、いい感じ」と思う明るさより、一、二段階暗くして、ちょうど良いみたいだな。これから意識しよう。

20230308_soo2.JPG

しかし、昔であれば、「このくらいの明るさの時に、こういう感じの写真を撮るには、絞りはこのくらいで、シャッタースピードはこのくらいで」・・・ってメモしたものだが、今は「撮影イメージそのまま」液晶画面で確認できるので、そんな対応を意識し覚えなくてもよくなった。

「絞りを開けたらボケやすい」とか「絞れば遠くまでピントが合う」という知識も「知ってないよりはマシ」程度の価値しかなくなったね。
液晶画面で見て「お、こういう写真格好いいじゃん」って思った瞬間にシャッターを切ればいいだけで、より「絵を描く作業」に近づいたというか・・・

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