Canon のパーソナル向けフラッドベッドスキャナーだ。
2009年より販売開始で、多分、2013年頃まで売ってたんかなあ。今は中古でしか買えない。
俺は日頃、Fujitsu の ScanSnap IX500 という超高速読み取りの傑作スキャナを使用しているんだけど、これは1枚1枚原稿を読み込んでいくタイプなので、例えば製本された資料をスキャンしたい時などのために CanoScan LiDE 90 も用意している。700F はその同じ LiDE シリーズの中の最上位モデルだ。
なぜ、90 を持ってるのに 700F を買ったのか?
それは、700Fが「フィルムスキャン機能」を持っているからである。
Yashica-44 で撮った 135フィルムをカメラ屋さんでプリントしてもらうのは気が引けるのでね、家でなんとかしたかったのよ(笑)
CanoScan シリーズの最上級機(と言っても、実売 23,000円くらいだけど(笑))の 9000F Mark II というのがあって、こいつは上蓋がフィルムスキャン時の光源ユニットとなっている。普通の紙原稿を読む時は読み取り器(撮像素子)側から光を当てて反射光を読むけど、フィルムの場合は上から光を当てて、その透過光を読むので専用の光源ユニットがついてないと駄目なのよね。
だから、フィルムスキャン対応スキャナは光源が仕込まれている分、上の蓋が分厚くてごっついのよねえ。
んが、700Fの蓋は普通の一枚物の蓋である。
光源が別ユニットになってて、自分で読み込みたいフィルム1コマの上に置くのだ。
だから、9000Fなら光源が自動でスライドして一気に複数枚の写真分のフィルムを読むが、700Fは一枚一枚個別に読んでいくことになる。面倒だけど、まあ、そんなに一気に何枚も読むわけじゃないから良いのだ(笑)
それと、135フィルムしか読めないけど、とりあえず読みたいのは 135フィルムだけだし。
何より、中古で 8,800円という安さだし(笑)
数千円から1万円台の小型のフィルムスキャン専用機ってのはあるんだけど、光源が小さいのでスキャン結果がムラになるらしい。ひどいものだと、円形の光源の形がそのまま出るって。
というわけで、数千円で買えるのであれば CanoScan LiDE 700F が良いかなっと。キヤノン製っていう安心感あるし、なにより光源四角いし(笑)