嫁さんの実家に PLC を導入

090122_160557.JPG嫁さんの実家に泊まった日は、朝方そこからサーバに接続して仕事をすることもあるんですが、インターネットの口が 1F にしかないので(俺は 2F に泊まる)、今まではノートパソコンで AIR-EDGE で接続してごにょごにょやってました。
何で、1F に光が入ってるのに、2F で 64Kbps のダイヤルアップ接続をせんといかんのかと寂しさが・・・(笑)

以前は無線 LAN で接続していたこともあったんだけど、お義父さんが回線接続業者との契約オプションを変えられて、いつの間にか無線LAN機能付きのルータじゃなくなってたので・・・(^^;
わざわざ無線LANのAP買ってくるのもなあ。元々、1F と 2F でそんなに電波状態は良くなくて、通信速度も 2~3Mbps しか出てなかったし。

ということで、Panasonic の PLC を導入してみました。

1F のルータにマスタとして BL-PA100 を設置。取りあえず同じコンセントにターミナルにする BL-PA204 を刺して両方のSETUPキーを同時に 1秒押下。これで互いを認識するので、その後 PA204 を 2Fに持って行きコンセントにプチっ。
ちゃんと PLC ランプも青色点灯したので早速 DELL vostoro を接続して速度を測ってみる。

------ BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ------
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver3.5001
測定日時: 2009/01/22 16:09:07
回線/ISP/地域:
--------------------------------------------------
1.NTTPC(WebARENA)1: 15130.882kbps(15.13Mbps) 1890.77kB/sec
2.NTTPC(WebARENA)2: 13855.573kbps(13.855Mbps) 1731.04kB/sec
推定転送速度: 15130.882kbps(15.13Mbps) 1890.77kB/sec

だって。
まあ、下り 15.13Mbps 出てれば十分じゃろう。
PLC マスタは普通のテーブルタップにタコ足で刺さってて、決して良い条件じゃないんで、もっと低い数字になっちゃうかな・・・と思ってたんで満足。

上り(アップロード)速度テスト結果
データ転送速度 3.38Mbps (423.19kB/sec)
アップロードデータ容量 1000kB
アップロードに要した時間 2.363秒
測定日時 2009年01月22日(木) 16時10分

上りは 3.38Mbps だけど、これも十分。

ということで、(短波関係の方々は目の敵にしてるけど(^^;)問題なく PLC は使えますな。

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コメント(8)

短波関係者が目の敵にするけど「問題なく使える」。そりゃぁ、一般の消費者は何も考えていませんし、自分に実害がなければ何でもいいのですからそう表現できるでしょうね。

しかしメーカーの注意書きは読まれたと思いますが、とても沢山の項目があります。皆さん「便利」「便利」っていいますけど本当に便利だけで使っていいものなのか・・・
問題は国も認知しており、2007年10月4日以降いくつかの認可したばかりのPLC機器の認可を取り消しました。その後も認可取り消しが相いでいます。

PLCに関しては以下のページが参考になると思います。是非読んでみてください。
情報として知っておいて損はないと思います。

http://plcplc.sblo.jp/

かけいさん、コメントありがとうございます。

緊急無線などへの悪影響が「実害」レベルで出てくればこれから規制されていくでしょうし、当然、消費者も使用を止める必要はあるでしょうね。
また、私も、家庭内の他の家電製品への影響などもほんまに大丈夫なんかいな?と少々心配はしているのがほんとうのところです。
そういった部分で、これから実害が報告されてくれば、私も使用は考えますのでご心配なく。

ただ、一点確認なのですが、かけいさんはアマチュア無線を趣味にされている方ではないのですよね?
はっきり言って、アマチュア無線への影響については、私は考慮をする必要はないと考えます。
「アマチュア無線で、通信出来る距離が短くなる」とか「短波ラジオにノイズが乗って聞きづらくなった」という話と、「PLC を使って2階から簡単にインターネット接続ができるようになって便利になった」という話を比較して、アマチュア無線家の趣味を優先するという考え方が、アマチュア無線家の驕りを表していて、私は非常に嫌悪感を覚えます。
私にとっては「2階から簡単にインターネット」の方が大切ですし、それを「自分の趣味のために」糾弾する資格がアマチュア無線家にあると思いますか?
「お前らも、単なる趣味だろ?」が真理です。

かけいさんがアマチュア無線家でなかったらごめんなさい。
上記のように、市民生活に重大な問題を起こすような事実があきらかになったら当然 PLC の使用はやめるつもりです。ご安心ください。

PLCによる被害者のトップに「アマチュア無線家」を上げているのはPLC推進派と擁護派の策略です。PLCが認可される過程は非常に不透明で、各種団体だけでなく警察庁・国交省など官公庁も反対意見を出しています。しかしなぜか技術的に誤った基準で認可されてしまったのです。

日本はご存知の通り法治国家です。またITU加盟国でもあります。ITUが何であるかはご存知でなければお調べ頂くとして、ITUでは通信の保護が規定されており、その加盟国であり法治国家である日本は国際条約を守る義務があるのです。 このPLC機器はそれをないがしろにしてしまう規格で認可されており、有志がそれを正そうとしています。

PLCが便利であることは誰も否定しません。当然私もです。しかし誤った基準で認可され、各種短波利用者にその漏洩電波が悪影響を与えるのであれば、それがでないような基準に改める必要があると思います。

アマチュア無線、短波受信、という趣味の利用だけでなく、短波は色々な分野で利用されているのはご存知だと思います。 改めて言いますが、被害者のトップにアマチュア無線家が上げられているのは恣意的です。そこに焦点を移すことで避難のトーンを下げるのが目的です。 技術立国日本がこのような国際的にも否定されてしまった技術基準でいいのでしょうか。

ちなみに私は無線従事者の資格はプロの資格もアマチュアの資格も保有しておりますが、PLCの影響を受ける短波帯のアマチュア無線局は開局はしておりません。 

アマチュア無線家であるか否かが問題ではなく、技術的に誤っているから是正させたいという事なのです。

かけいさん、コメントありがとうございます。

>PLC推進派と擁護派の策略です。PLCが認可される過程は非常に不透明で...

この辺の言い方が、一般人には理解できないのだと思いますよ。

例えば、経済的な部分から見ても、「政界を巻き込んだ黒々とした陰謀」まで持ち出すほどの価値を、企業が PLC 製品に見いだしているとは思えません。
こんなの、ADSL とかと同じ「通過点にある技術」でしかないでしょう。
海外での販売も難しい以上、「PLC の認可の裏に企業と官僚が癒着した陰謀有り」と噂されんばかりの暗躍を企業がする価値もありませんし、一官僚の「天下り先作り」のための不正であれば、心配しなくてもそのうち表面化してくるでしょう。
認可の過程が問題なんだ・・・という議論は、反対に PLC の問題点を一般人に分かりづらくしますから、やめておいたほうがいいと思います。
私から見たら「世界はフリーメーソンが操っている」と言っているキチガイとあまり変わらないレベルに思えます。失礼ながら。

結局、反対派の人が(実験施設での結果ではなく)現実的な問題を証明することが大切だと思います。
実際に、緊急無線を妨害するとかやってみて(影響が出る範囲で、普通にPLCを使って通信しておけばいいだけなので、罪にはならないと思いますが?)、「ほら見ろ。緊急無線が妨害されたので大変なことになったぞ」と社会に提示するべきです。
そうすれば、私のような単純な人間は、先頭にたって PLC 反対を叫ぶでしょう。

それが難しいというのであれば、「ほらね、問題が発生するのって、すげえレアケースなんでしょ?」ってことです。
実験では電波が干渉した・・・なんてどうでもいいことで、現実に問題のある頻度で起こりうる障害かどうかが問題です。要は、プラス面とマイナス面のバランスの問題です。

それを提示せず、電波の専門家でもなきゃ、電波障害になんかなんの興味もない一般人に理解してもらおうというのが甘い考えで、無線家の人たちが「何で問題点がわからんのや、この素人め!」と考えるのと同じように、一般人は「何で何も起きてないのにこいつら騒いでるんや、馬鹿め!」と思うだけです。

また、通信に関して、海外はどうしているなんて議論も的外れなのでやめたほうがいいです。その国に適した通信の規格や規約なんて異なっていてあたりまえです。相互接続の I/F 部で他国に迷惑をかけなければいいだけです。
「いや、海外の航空機にも悪影響が・・・」なんてぶっとんだ意見も読んだことがありますが、「でも、それで飛行機が落ちたなんて聞かないぜ?」です。

あと、一般人も巻き込んだ議論にしたいのなら、「もちろん、皆さんが PLC を使うことで、我々の趣味の無線が影響を受けるのは全然問題ありません」ということをアマチュア無線家が表明しなければ無理でしょう。
問題点の一覧に(その位置には関係なく)「アマチュア無線への影響」なんて載ってれば、「だから、何で、お前らの趣味の話と、LAN接続の簡易化が同レベルで語られないといかんのや!?」と思われるのが当たり前です。

最初のコメントに書きましたように、私は PLC に拘っているわけでもなんでもなく、問題があれば使用はやめるし、世の中から PLC が消滅しても何の問題もないと思っています。反対に、本当に PLC が危険なのなら「是非問題があることを現実のトラブルとして証明して愚かな一般人を啓蒙して欲しい」とすら思っています。

反対派の人にお願いです。
現実社会の中で PLC による障害を起こしてください。
(嫁の実家で PLC を使い始めてからも、別に家の周りで何のトラブルも起きていません。なのに、「PLC は問題がある」なんて信じろというほうが無理でしょう)

まずご理解頂きたいのは、現時点の日本国内のPLC認可基準は技術的に誤っています。もちろん一般の方がそれを理解できない、しようとしないのは現実として理解しています。

実験として電波漏洩があり、それが受信にどう影響を与えるかと言うことは既に電波審議会に提出してあるようです。実験がは何の意味もないとおっしゃるかもしれませんが。

また現時点は国内向け、国内メーカー製造のPLC機器は「ラジオ日経の放送周波数」と「日本国がアマチュア無線に認可した周波数」には 「ノッチ」 (オバマにそっくりな芸人ではありません) が設けてあり、その周波数帯域はPLCの通信には使用できない様になっています。ですので 「ラジオ日経しか聞かない人」と「認可された周波数帯を使用する合法的なアマチュア無線局」にはほとんど影響がないともいえます。それでも電波審議会に異議を申し立てるのは、けっして自分達の趣味だけを守りたいからではないのです。

結局のところ貴方は理解していいただけないとは思いますが、現時点での日本国でPLC基準には、技術的な問題があり、既存の短波利用者に悪影響を与える恐れがあります。
電波審議会で審理されているのはその点で、便利であるか否かではなく、まして一般の方がそれを理解するか否かでもありません。
結論は一般人の我々が関与する場面ではなく、行政の中で決定されます。

最初の書き込みにあるとおり、私は情報として書き込んでおり、PLCの利便性の裏には色々なことがあるとを、「技術論的には誤りがある」ことを少しでも多くの方に知って頂きたいと思っています。 情報がなければ何も判断は出来ません。メーカーやその提灯記事しか書かないメディアは影の部分を伝えません。情報をどう判断するかは個人の自由です。

最後にノッチで保護されている周波数帯に含まれていない、短波帯「緊急通信用周波数」が現実として存在することをお知らせいたします。 VHF UHF 携帯電話があるだろうという突っ込みは結構です。

>情報をどう判断するかは個人の自由です。

失礼しました。
コメントの主旨を読み違えていたようです。

「PLC など使うな」という主旨のコメントだと判断したため、「かけいさんが提示されている情報では、一般の人は”使わない”という判断には至りませんよ」という意味の返答をさせていただきました。

そこに PLC がある以上、自分の環境の中で使用することがプラスになると思えばコンシューマは「使う」のが当たり前で、それに対して「使っては駄目だ」と他人が言うのは傲慢以外の何者でもないからです。
だから、私はかけいさんたち反対派の方が他人に「使うな」と言いたいのであれば、相手に「俺らの言うことを理解しろ」ではなく、相手に理解してもらう努力をしなきゃ駄目でしょ?という主旨のことを書かせていただきました。
「こいつは馬鹿だから理解できないんだ」で満足されるのなら別にかまわないですけどね・・・と。

また、PLC で悪影響が出る可能性のあるものを趣味とされている方の言葉だと、「自分に影響があるからと大げさに騒いで」ととられる可能性もあるので、その辺も「相手を納得させたいのであれば」注意が必要ですよ・・・という意味で。

・・・が、すみません。私が誤解していたようで、「使うな」ではなく「自分で判断して使いたければどうぞ」という意味なのですね。それであれば私も同意見です。

私が言いたいことも、私の環境ではPLCは非常に便利であり、実際になんの悪影響も出ていないので、使って正解だったわけですが、悪影響が出る場合もありますよ・・・です。

古い記事にコメントして申し訳ございません。

その後の電波監理審議会の進捗状況ですが、7月と10月の2回で大きな山場がありました。

http://plcsuit.jp/  に報告と資料が掲載されていますが、「NEW」のついている7月と10月の資料をお読みいただくと流れがご理解いただけると思います。

審議会主任審理官が、職権でPLC機器の実地測定を電波法第92条の4に基づき、PLC機器の放出する電磁波について検証を行う事にするとの指示をしましたが、これは現在の認可基準に対して疑問を感じたからに他ならないと思います。

現時点の認可基準が誤りであると認定される日も近いようにも思えます。そうなればリコールなどで製品の回収もあるのではないでしょうか。

かけいさん、情報ありがとうございます。

改めて(公的な)検証を行うというのはよいことですね。
その検証で問題が明らかになれば僕は PLC はもう使いませんし、問題が無いことがわかれば、今後も使い続けます。
どちらにしても、きちんとした検証結果が出てくることを期待したいです。

まあ、問題があった時は、どのように対応をしていくか・・・ですが、全品回収というのは難しいでしょうねえ。
この機に乗って、クレーマーが活気づいたりしたらやだなあ。

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このページは、shinodaが2009年1月23日 14:09に書いたブログ記事です。

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