喫茶・二軒屋のラーメン定食

以前から、ずっと行きたかった店がある。

欽明路バイパス沿いにある食事&喫茶「二軒屋」である。

欽明路を走る人は誰でも知ってる店だよね?周東から岩国市街に向かって走れば、スエヒロを過ぎて坂を下りきったところ。廃校になった柱野中学校の手前にある、あれだ。
信じられないことだが、Google Maps にも記載があるぞ。(笑)
二軒屋というのは、あの辺の字名だよね?

ま、そんな「二軒屋」である。

20100604_nikenya_3.jpg昔からあそこにあって、営業してるのかしてないのかよくわからない佇まい。でも、時々トラックが停まってるので、「あ、ちゃんと営業してるんだ」というのがわかるという、そんな店。
多くの人が、若い頃からその存在を知っているのに、一度も足を踏み入れたことのない場所。

俺も「いつかは入ってみたいものだ・・・」と常々思っていたのだ。

で、ついに先々週になるが、昼飯時にあの前を通ったので、反射的に飛び込んでみたのである。

中は・・・ああ・・・典型的な「ドライブイン」の雰囲気だ。
やっぱこういう店は常連さんしか来ないんだろうな。店のママさん(もちろんおばあさん)が若干驚いた顔をしつつ水を出してくれる。

壁に貼られたメニューを見て、ラーメン定食 650円也をチョイス。
で、出て来た定食を見て若干俺も驚く。

う~む・・・ラーメンの他には、ご飯、海苔、たくあん、生卵のみである。
これは「ラーメン定食」というよりは、「ラーメンライス」なのではないか?

20100604_nikenya_1.jpgラーメン単体で 450円なのに、プラス 200円でこれか・・・決して「定食のお得感」は無いな・・・と苦笑いなのだが、でも、まあ、海苔なんかは1パックそのまま出て来てるし(全部で10枚)、この手の鄙びた喫茶店では飯が(保温のし過ぎで)臭かったりすることが多いがそれも無いし、まあ、そういう意味では 200円プラスの価値はあるのか・・・いや、ないのか・・・と若干混乱。
それでも、ラーメンに浮かんでるゆで卵が美味そうな半熟なのが期待させる。

・・・が、もちろん期待は裏切られる。(笑)この店のラーメンは駄目だ・・・(^^;

家で、ばあさん(故人)や嫁さんが作ってくれるラーメンそのものだ。
麺は茹ですぎてふかふかだし、スープも市販の醤油ラーメンスープそのままだ。ほれ、スーパーなんかで百数十円で売ってるパックのラーメンセットそのものだ、これは。

ま、そんな風にこの店のラーメンを酷評するのはフェアではないわな。
この店はラーメン屋じゃないし、そもそも「味を求める店」ではないだろう。ママさんも、料理人として美味い飯を客に食わせたいなんて思いは持ってないだろう。ママさんの思いは、可愛い息子(常連客達)に腹一杯飯を食わせてやりたいという母親の気持ちではないのか。
ママさんを慕う常連客が集い、いかにも母親が作ってくれたような「茹ですぎた麺」のラーメンをすする。それがこういう店の楽しみ方だし、店の存在意義だろう。
ラーメンの味を云々・・・と語るのは野暮というものだ。

ちなみに、俺の後に入ってきた常連客と思しきトラック運転手のおじさんは焼きそば定食を頼んでいた。ああ、焼きそば定食には冷ややっこも付くのか・・・
俺も、焼きそば定食にしておけばよかったな・・・

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このページは、shinodaが2010年6月18日 04:48に書いたブログ記事です。

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