以前乗っていた車は軽の箱バンだったのだが、乗用タイプのワゴンだったのでシートはフルフラットになり車中泊も楽だった。
ところが、今乗ってる「ダイハツ ハイゼット デッキバン」は貨物タイプのバンだからシートの作りも適当で助手席を後ろに倒してもフルフラットにはならないし、ハイゼットカーゴのように荷室は無いので、後部シートを上げてフラットな荷室で寝ることもできない。
そもそも、本来の荷室部分は、軽トラの荷台のように車外にあるのだ。それが「デッキバン」である。
それでも、助手席のシートが前にべったり倒れれば、後部座席(単なる板、つまりベンチシートである)を工夫してフルフラットにできなくもないが、助手席は前にほんの 10度程度しか倒れない。例えば後部座席に寝て、前に足を伸ばすなんて夢のまた夢なのである。
だから、助手席のシートを前にべったり倒してフラットにできるように改造した。
改造は簡単である。「もう、この車は乗り潰す。下取りに出すことはない」と決心すればいいだけだ(笑)
そして、シートが 10度ほどしか倒れない原因であるストッパーをグラインダーで削り取ればいいのだ。
この写真でわかるだろうか?
リクライニングカバーを外して(ネジ一本でとめられているのですぐ外せる)、リクライニング機構を露わにする。
外周の右の方に出っ張っている箇所があるのがわかるだろうか?これがストッパーである。
そう、背もたれから伸びた金具(金属の板)が、このストッパーに当たり、それ以上前に倒せないというわけである。(この写真は、まさに金具がストッパーに当たっている状態である)
だから改造は単純な話だ。このストッパーをグラインダーで削り取ればシートはそのまま際限なく前に倒せる。
で、削り取ったのがこの状態。
実は、これ、まだ不十分である。もっと前の方を削らないとスムーズにシートを倒せない。これだとまだ背もたれから伸びた金具がこのストッパー部分に当たってしまう。少々力任せに前に倒さないといけないのである。
が、しばらくこのままにしておくことにした。
このようにシートをべったり前に倒した状態で車を走らせると、多分シートがごとごと動いてしまう。しかし、今はストッパーのところにまだ背もたれの金具が当たっている。そのおかげで、シートが全然ぶれないのだ。
さあ、これで快適な車内泊に一歩近づいたぞ(笑)
(2)につづく・・・
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