最近の川はうちみたいな田舎でも完全に護岸されちゃってて、どこからでも川に下りられるというわけではない。
特に、正方形のブロックを組み上げたやつは足をかける厚みがほとんどないんで、とてもそこを伝って上り下りするなんて不可能。まったく迷惑な話なんである。
なので、昨日亀を探しに川に下りるのにも苦労した。
ちゃんと川に下りる小さな道がついているところはあるのだが、そこから川を伝っていこうにも、途中で人の背より高い草が川全体を覆っているところがあって子供には踏破不可能。
だからといって、その辺の土手から下りようにも、足をかけるところのない無機質な護岸ブロックばかり。
どうしようかとウロウロしてて、やっと下りれるところを見つけた。
そこは、昨年の雨で30年くらい前に護岸した古いブロックが崩れて、新しいブロックを組んだところ。いまどきの護岸ブロックは自然の石や土が留まって植生の土台になるように配慮したり、多分上手く水の勢いを殺すような意味合いもあるんだろうけど、凸凹と湾曲したデザインのものが多いように思う。まさにここがそう。
次男坊とともに、そこから川に入ることが出来ました。
いまさら天変地異でもないかぎり、護岸しまくって破壊してしまった川の流れが元に戻ることは無いわけだが、せめて、あのコンクリートの壁でしかない平面ブロックによる護岸は止めて、こういう自然に少しは考慮したものに変えていってもらいたいものだ。
それなら土木役人や土工の仕事もなくならんじゃろ?
ほんとは、河川の護岸工事なんか、90%は不要なもんじゃと思うけどね。
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