ASUS EeePC 4G-X の LANデバイスは、有線LANが Atheros L2 (100BASE-TX)、無線LANが Atheros AR5007EG (IEEE802.11b/g) だそうだ。
Atheros 社は Linux 用の無線LANのドライバに関しては、オープンソースの形で MADWiFi という名前で公開している。
なので、CentOS に手動でインストールしてみることにした。
まず、
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=82936&package_id=85233
から、madwifi-0.9.4.tar.gz をダウンロード。CD に焼いて EeePC に持ち込んだ。
展開して、後は INSTALL ドキュメントを見ながら作業するだけ(実際、make; make install で OK)なんだが、これがすんなりいかない。(^^;
make すると、いきなり
/bin/sh: line 0: cd: /lib/modules/2.6.18-92.el5/build: そのようなファイルやディレクトリはありません
というエラーが発生する。
/lib/modules/2.6.18-92.el5/build はあるけどなあ・・・と思ったら、実体のディレクトリが無かった・・・(/lib/modules/2.6.18-92.el5/build は /usr/src/kernels/2.6.18-92.el5-i686 のシンボリックリンクなんだが、/usr/src/kernels/2.6.18-92.el5-i686 が存在してない(^^;)
これは、
mkdir -p /usr/src/kernels/2.6.18-92.el5-i686
してやれば OK。
気を取り直して make すると、今度は C コンパイラが無いと・・・
FreeBSD 生活が長かったので、C コンパイラなんて入って当たり前だと思ってたけど、CentOS はデスクトップ環境のインストールでは C コンパイラは入らないのね・・・
この辺が、UNIX と Linux の違いか。
↓これらの RPMSパッケージのインストールが必要。
gcc-4.1.2-42.el5.i386.rpm
glibc-devel-2.5-24.i386.rpm
glibc-headers-2.5-24.i386.rpm
kernel-devel-2.6.18-92.el5.i686.rpm
kernel-headers-2.6.18-92.el5.i386.rpm
libgomp-4.1.2-42.el5.i386.rpm
ちなみに、kernel-devel-2.6.18-92.el5.i686.rpm は gcc のインストールには必要ないが、入れておかないと MADWiFi の make で「linux/utsrelease.h: そのようなファイルやディレクトリはありません」と落ちるので注意。
これで、make & make install はやっと最後まで通る。
長くなったので、この続きは別途。
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