日本一・・・だった日原天文台を見る

先日の日原方面ツーリング。

道の駅「シルクウェイにちはら」で折り返して、帰りに日原天文台に寄ってみた。
確か、日原天文台って、何かが日本一だったよなあ・・・というおぼろげな記憶があったので。

実は、益田に向かう途中に寄ろうと思ってたんだけど、途中で日原の市街地に入ってしまい、ちょうど天文台への入り口を見落としてしまったようで、そのまま通り過ぎてしまったのだ。
天文台は市街地とは国道を挟んだ逆側にある。

標高約 250m の枕瀬山の頂上付近に天文台はあるのだが、そこへ向かう道は舗装されているものの「普通に山道」なので、車の運転が苦手な人はちょっと厳しいかもね。普通車同士のすれ違いはまず出来んし。
バイクでも、気を抜くと回りきれないような小さなカーブが続くしね。気分は高照寺山登山だったよ。(笑)

すぐに天文台があるのかと思ってたので、行きは、「え、まだなの?」と少々不安になるくらい山道が続く。

で、やっと到着。

tenmon4.JPGおお、なんか、黄色い天文台がありますよ。思ってたより小さいなあ。
取りあえず、側にある天文資料館(というより売店)に寄ってみる。望遠鏡を見学するには 500円の入場券を買わないといかんようだ。夜間の観測会も 500円みたい。

息子たちへの土産になるようなものはないかと売店の中を見てまわっていると、家族連れの観光客がやってきて、店の主と天文台についての話を始めたので聞き耳を立ててみる。
何せ、思いつきで来たので、日原天文台のことを何も知らんけんね、俺。

・日原(旧日原町)には何の観光資源も無いということで、当時の町長が建設を決めた。
・当時は、一般公開型の天文台としては最大の望遠鏡(口径75cm反射式望遠鏡)だった。
・天文台が出来て 25年だが、望遠鏡の大きさが日本一だったのは最初の 10年間で、今はもっと大きな望遠鏡を据えた公開型天文台がある。(今は日本一ではないのか(^^;)
・日原は日本で2番目に空が暗い(天文観測に最適)な町。日本で一番暗いのは台湾との国境にある島なので、本土では一番!
・日本で最初の本格的な公開天文台だったが、今では国内 300箇所くらい同じような天文台がある。
・天文台が増えたのは、竹下元総理の「ふるさと創生1億円」のため。日原天文台の望遠鏡と同じものを、ちょうど 1億円で作ることが出来るため、天文台を作った自治体が多い。

なんて話が主の口から語られる。

「へえ」だ。

そうして簡単な知識を取得した後、天文台の周りを歩いてみる。望遠鏡見るには 500円かかるので今回は外観だけだ。(笑)
tenmon2.JPG周りに白い小さな構造物がいくつかあって、水道とか換気の設備かと思ってたら、実はそれらはレンタルドームで、一晩 500~2,000円の貸し切りで 10~30cm の望遠鏡が覗けるというものだった。それは家に帰ってインターネットでググって知った。(笑)

天文台はさすがに築 25年経って、ずいぶんくたびれてきている感じ。
でも、でっかい望遠鏡で星を見るのは気持ち良いだろうなあ。料金も 500円だしなあ。一度、息子達を連れてきてみたいものだ。
レンタルドームを借りてもいいし。来年の夏は考えてみるか。(さすがに今年はもう寒い(笑))

俺が天文台を見て歩いていたときは、観光客らしき人は 2~3組しかいない状態だったが、夕方、山を下っていると、天文台に向かう車 5~6台とすれ違った。多分、観測会に行く人たちなんだろうな。

岩国から 1時間ちょっと走れば来れる場所だし、マジ、来年は家族で来てみたいと思うのでありました。

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このページは、shinodaが2009年10月16日 10:45に書いたブログ記事です。

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