やっぱりパーソナルファイアウォールか・・・

だいたい、一般のユーザさんから「通信出来なくなった!」とか問い合わせがくると、原因はセキュリティソフトがらみだ。ま、90% 以上はそうだね。

Mac OS X 上の VMware Fusion で Windows 7 Home を動かしてて、そこからメインの開発マシン(Windows 7 Professional)の共有ディスクを見ているのだが、ある日突然接続できなくなった。

そもそも、VMware Fusion 3 ではディフォルトのネットワーク設定が NAT になっているので、本体(Mac OS X)とは別のプライベートアドレスが振られ、仮想ルータ経由で本体(つまり本物のネットワーク)とゲストOSが接続されている。

つーことで、Windows の共有サーバがゲストOSからは見つけられないのだが(別ネットワークになるので検索しても範囲外なので見つけてくれない)、そこは Windows\System32\drivers\etc\lmhosts ファイルに
<共有サーバのIPアドレス> <共有サーバのコンピュータ名>
を記述してやれば見えるようになる。

※もちろん、NAT をやめてブリッジ接続すればこんなことをしなくても検索出来るようになるけどね。ま、それはそれ。

ということで、今まで問題なく使えていたのに、ある日突然使えなくなったのである。

む~ん・・・

20100714_pfw.jpgどうも、共有サーバのネットワークI/Fを交換してからこんなことになっているようだ。
M/B にオンボードで付いていた LAN I/F の調子が悪いので、そいつを無効にして、新たに USB 接続の LAN I/F を付けたのである。
で、新しい LAN I/F に同じ IP アドレスを振って、今までと同じように使っている・・・はずだったのだが、何か、ウイルスバスター2010のパーソナルファイアウォールの設定が変わってしまったようで・・・

いや、今まで「無効」にしてたのが、なんか「有効」に変わっちゃってるやん。

試しにパーソナルファイアウォールを「無効」にすれば ping が通るし、「有効」にすれば反応しなくなる。
やっぱ、ファイル共有が出来なくなった原因はパーソナルファイアウォールにあるようである。

検索で共有サーバが見つからないだけではなく、\\hoge-server\data にみたいに直接コンピュータ名を打っても接続できない。

まあ、インターネットに直接接続していなければ、こんなものは切ってしまってもあんまり影響ないんだけど(本当。異常に神経質な人は怒るけどね(笑))、今回は例外登録をしてみることにした。

まあ、やり方は簡単で、ウイルスバスター2010の設定画面で「パーソナルファイアウォール」→「設定」→「詳細設定」→「例外ルール(プロトコル)」と進み、「追加」ボタンを押して例外ルールの設定画面を表示。ここでICMPプロトコルの受信、送信を許可してやるだけである。

すぐには共有サーバの検索に引っかかるようにはならないが(Windows の仕様)、直接共有サーバのコンピュータ名をパスに指定してやれば接続出来るようになる。

やれやれ。ほんま、パーソナルファイアウォールには泣かされるよ。

マジ、間にルータがいて、インターネットには NAT 接続しているような環境なら、パーソナルファイアウォールなんて切ってしまったほうが良いくらいだ。ほとんど意味無いし。(事実、仕事がら俺は一日中インターネットに接続して、海外の怪しいサイトなんかにもビシバシ接続するが、パーソナルファイアウォールを切ってても今まで何年間も一度もトラブルが発生したことは無いよ)

ま、こんなことを言うと、「セキュリティ原理主義者」に叱られるんだけどね。(^^;
(本当にパーソナルファイアウォールを切ってたら危険だって言うんなら、さっさと俺の Windows マシンに侵入してみろって(笑))

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このページは、shinodaが2010年7月14日 20:53に書いたブログ記事です。

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