「広島カープ応援してます」と書かれた帯に惹かれて買ってしまった。
こういうアニメっぽいというか、美少女キャラ系の漫画は苦手なんだけど、カープ応援漫画なので買うしかないじゃろう。
いじめられっ子だった女子高生が、いじめっ子に強要されて売春をしようとする。その時、彼女を抱かずに反対に慰めてくれた優しいサラリーマンのお金を盗んでしまう女子高生。
そのことを謝ろうと、彼がカープ戦のチケットを持っていたことから、彼女は球場に足を運び、次第にカープ(野球)の虜になっていく・・・という話。
その中で、色々な人と出会い、そのそれぞれの人のカープがらみのちょっとホロリとする良い話が展開していくわけだが、ちと作者が気負いすぎているというか、カープに正式に漫画化の許可を得ている関係か、「きれい事」な展開が多いような・・・
例えば、仲の良い老夫婦。野球好きのおじいさんに付き添ってるだけだと思っていた清楚なおばあちゃんが実は熱血カープファンで、カープの選手のエラーに「なにやっとんならぁ!」と絶叫するシーンなど、なんか「ほら、良い話だろ!ほのぼのせんかい!」という作者の押しつけが感じられ・・・よくあるオチだしな・・・
あまりにステレオタイプの「良い話」が続くので、読んでてちょっとこそばゆいな(^^;
本編の後にオマケで載ってる「野球戦隊セリグンジャー」の方がかなり面白い。
妙にオヤジ臭い昭和の野球ネタもバンバン口にする小学生・鯉子が良い。本編の方も、鯉子みたいな元気でベタベタのカープファンを中心に据えた方が面白いんじゃないか?(笑)
ま、2巻以降の展開に期待したい。:-) (ちなみに、東京が舞台の話なので、今のところズムスタは登場せず。これも2巻以降に期待したい)
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