この間、金がないので高速に乗らず国道 2号線を走ってる最中に昼飯を食ってないことを思い出し、近くにあった「焼肉・中華蕎麦 タカちゃん」に飛び込んだ。
あの宮島工業高校を下りたところにある「バスを店にしているラーメン屋」である。
つーても、今はバスじゃないけどね。今は綺麗な店舗になっている。
子供の頃からあのバスの店、あったよねえ。
ずっと興味があったのだが中々入る機会がなかった。しかし、ついに足を踏み入れたのである。
数十年の思い、ついに叶う(笑)
店の中にはパンチパーマがいた。
パンチパーマの大将と、若いパンチパーマの客である。
俺は隅っこのテーブルに腰を下ろすと「中華そば」630円也を注文。本当は炒飯あたりを付けたかったのだが、この店にはなかった。白飯という気分ではなかったので中華そばのみで我慢することにした。
中華そばが出来上がるのを待っていると、店の外に白いベンツが停まり、中からヤクザ風のおっさん二人が出て来た。
もちろんパンチパーマだった。
二人は「わしらあ昼間から焼肉やるけえ。ホルモン持って来てえや。ホルモン」と肉を頼むと、「それと、ビール 2本の」と(笑)
車で乗り付けて真っ昼間から普通にビールですよ。美味そうに二人でグラスのビールを、ええ、グビグビと。わかってますよ。車は置いていくんですよね。
そうして異常なパンチパーマ率の中、俺は居心地悪く中華そばを啜ったのでありました・・・(^^;
いや、でも、大将は物腰の柔らかい礼儀正しいパンチパーマだった。
そして、さすがに長くラーメン屋を続けているだけあり、中華そばもなかなか美味かった。
焼肉屋でもあるからか、たっぷりの肉を使って出汁を取っているのであろう。細々とした肉の破片も大量に混ざった(そう、たっぷりしゃぶしゃぶを楽しんだ後のしゃぶしゃぶ鍋の中のお湯のような(笑))、濃厚な旨味の出たスープだ。
この手の歴史ある店は、古くからの客である老人客に合わせて麺がぐだぐだで柔らかいというイメージがあるのだが、ちゃんと「茹でた」麺であった。きちんと作られている中華そばだ。
でも、630円はちょっと高いんじゃないか・・・
そんなことを思いつつパンチパーマの二人連れを見ると、やはり美味そうにビールをグビグビ飲んでいた・・・
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