ループしながらビューを Delete すんな!という話

VB.NET で、データセットから作成したビューのレコードを、ループさせながらインデックス指定で直接削除すんなよという話。

インデックスを指定してレコードを削除する場合も、例えば、

view.AllowDelete = True
Do
    Dim i As Integer = view.Find("消したいレコードに含まれているキーワード")
    If i <> -1 Then
        view.Delete(i)
    Else
        Exit Do
    End If
Loop

みたいな使い方であれば問題ないんだけど、ループしながらインデックスをアップしつつ消しちゃうと、その瞬間にレコードが削除されたことでその後のレコードのインデックスが変化してしまい、正常にデリートできない(削除予定のレコードが並んでいた場合、次のレコードを飛ばしちゃうことになっちゃう)という話。
ビューの Delete メソッドは直接レコードを削除しちゃうんだよね。

例えば、

view.AllowDelete = True
Dim max As Integer = view.Count - 1
For i = 0 To max
    if view(i).hoge = "消したいレコードに含まれているキーワード" Then
        view(i).Delete()
    End If
Next

みたいにしちゃうと、view(i).Delete() しちゃった時点で、以降のレコードのインデックスがひとつ減っちゃう。
本来、view(i + 1) だったレコードが view(i) になっちゃうということ。
つまり、上に書いたように、削除予定のレコードが並んでた場合、削除したレコードの次のレコードの処理は飛ばされてしまうということだ。あかん。

どうしてもビューの中身を頭から舐めながら処理を行いたい場合は、一旦データテーブル等にコピーして処理を行う必要がある。

Dim dt As HogehogeDs.hogeDataTable = CType(view.Table, HogehogeDs.hogeDataTable)
Dim max As Integer = dt.Count - 1
For i = 0 To max
    If dt(i).hoge = "消したいレコードに含まれているキーワード" Then
        dt(i).Delete()
    End If
Next
dt.AcceptChanges()
view = dt.DefaultView

みたいな感じ。

データテーブルの Delete メソッドはビューと違って「実際に削除するのではなく、削除マークをつけるだけなので、最後に AcceptChanges するまではインデックスが変化することもなく、問題なく最後まで削除処理を行うことができる。

これも、知らずにやっちゃうと相当ハマる。特に、レコード件数が多い時はデバッグで問題を見つけ出すのも大変(^^;

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このページは、shinodaが2014年9月22日 12:51に書いたブログ記事です。

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