俺と弟で管理している営農組合の箱罠のひとつに、20kg台の小さなメスだが、やっと猪が1頭かかっていた。
と言っても、気づいたのが(山仕事に入った末Dのおじさんが見つけて連絡してくれた)俺が働きに出ていた木曜日の昼間だったようで、俺の親父と、まだ学校が休みだった俺の長男坊の二人で運搬用の小さな箱罠に移して山から下ろしたようだ。
長男坊は、去年もじいさんに猪を運ぶのを手伝わされ、その時は三頭まとめて、しかもサイズもそこそこだったので相当びびったようだが、「今回は小さかったし楽勝だった」とすでにいっぱしの罠猟師のようなことを言っていた。
箱罠には弟の名前で鑑札を貼ってるんだけど、この罠は俺がワイヤーの修繕や、(研修会で聞いた話を参考に)扉の高さや餌の撒き方なんかを管理しているので、取り敢えず俺の成果に入れてもよかろう(笑)
さっそく次の獲物をゲットするため、箱罠のセット。
ただ、黒いコーティングをされた針金を仕掛けワイヤー(釣り糸)にしてたんだけど、猪が暴れて、ちぎれてどこかに飛んでいってしまったようだ。
しかたないので現場にあった銀色の細いワイヤーを釣り糸にしたんだけど、わな猟研修でも講師の先生が言ってたけど、やっぱ目立つ色の釣り糸だと猪が警戒しちゃうって。なので、近々に黒い針金に交換しとかないとな。
一応、餌の糠の上に枯れ葉をかけておいた。
こうしておくと、猪は糠の上の葉っぱをどけることに夢中になり、罠への警戒心が薄れるそうである。下ばかり見ているので、釣り糸にも気づかないことがあるそうだ。
さあ、次の猪、かかってちょうだい。
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