4/24(日)に、宇品の BLUE LIVE HIROSHIMA であった SCANDAL のライブに行ってきた。
そんなファンというわけではないんだけど、まあ、ギャルバン好きとしてその代表格の SCANDAL の生ライブを一度くらいはチェックしとかないとな!・・・という感じで(笑)
多分、整理券の通りに並んでたら会場の真ん中あたりだったと思うんだけど、そんなに前で見たいとも思わなかったし、当日車のヒューズが切れて、途中コーナンでヒューズ買って自分で交換してたら会場に着いたのが開演 5分前だったもんで、最後尾での観覧となった・・・はずだったんだけど、会場のスタッフが「まだ前の方にスペースありますよお」とか言ってたので素直に一番端っこの通路を前に行ってみると、ちょうど前から会場の 1/3 ほどのところに少し空きがあった。
まあ、俺が入ったことでぎゅうぎゅうになったので、横に居たアベックは迷惑そうな顔をしてたけど、別に無理やり割り込んだわけではなく、普通にスペースが空いてたところに、スタッフの言葉に従って入っただけだから、俺、何も悪くねえぞ(笑)
ちなみにこの場所、会場の一番右側の端っこだったんだけど、ギターのマミとボーカル&ギターのハルナの姿がよく見えてなかなか良かった(笑)
トモミとリナの姿はあんま見れなかったけど(^^;
流石に会場は超満員。4/23,24 の 2days だったんだけど、どっちも SOLD OUT だって。流石の人気だなあ。
何年かぶりのライブハウスツアーだったらしいけど、素直にアリーナツアーにしときゃいいのに。これだけ集客力があるのなら。
で、ライブの感想だけど・・・正直、つまんなかった(^^;
いや、ライブ自体はファンクラブのメンバーを中心に(後述するがこれが問題(^^;)大盛り上がりだったんだけど、「SCANDAL ?ああ、わりと好きっすよ」レベルの俺からすると、SCANDAL の姿が見れるだけで単純に嬉しいわけではないし、やっぱ「ファンじゃなくても乗れるような、音楽的にちゃんとしたレベルの公演が見たい」わけで、そういう意味では今ひとつの内容だった。
箇条書きにすると、
- 演奏が一辺倒。アレンジが単純というか、ギターはじゃかじゃかストロークするばかりだし飽きてくる。
- PAがどういうつもりなのかわかんないけど、ギターソロの時もギターの音が上がらん。よく聞こえん。楽器の悪平等という感じ。
- ライブの始まりから終わりまでを通した構成を考えてる?何か、一曲一曲ぶつ切れで演奏してて乗れない。「次の曲は◯◯です」(演奏)「サンキュー」の繰り返し。
てな感じで、とにかく「ライブ全体を通しての演出」をする気がまったく無いように見える。なんか、アマチュアバンドのライブを見ているみたい。あ、演奏が下手といかいう話ではなく、ライブ構成の話として。一曲ごとにメンバーの MC が入る感じで、音楽を「聴きに来ている」ファン向けというより、SCANDAL を「見に来た」ファン向けってライブ。ああ、アイドルのコンサートってこういう感じなのかな?
確かにバンドのライブというより、アイドルコンサート、うん、そうなんだな。
ほら、バンドのライブって、こう、演奏を聴いてて自然に盛り上がってきて、ジャンプしたり、拳を突き上げたりってなってくるじゃん。でも、SCANDAL のライブって、ファンクラブを通して指示があるのか、ある曲の時には全員でタオルをぐるぐる振ったり、ある曲の時には独特の手拍子をしたり、そんな風に客の応援の仕方が決められているのだ。いかにもアイドルのコンサートだよなあ(笑)
あと、アイドルっぽいと言えば、ファンクラブのメンバーたちの悪乗りがなあ・・・(^^;
アンコールの時のコールが独特で、手拍子の間隔を段々早くしていくってのは普通のバンドのアンコールでもやることはあるが、一番早くなったところでファンクラブの代表のような男が「おーーー!まだまだ!」とか叫んで、そこから再び手拍子が始まるみたいな、「え?これ何?」と俺なんかは引いてしまうような行動をしてた。
どうも、広島のファンクラブ独特なコールみたいで、SCANDAL のメンバーも若干引き気味で「普通のコールでいいから」とか言っていた(^^;
ということで、「バンドのライブ」を観に行くつもりで参加するとちょっと面食らってしまうような、そんなライブでした。
アンコールは 2曲やってくれたんだけど、なんかもうお腹いっぱいだったので、2曲めが始まると同時に会場をあとにしましたよ(^^;
そうそう。なんかメンバーの格好が、LOHAS 指向なだらーっとしたロングスカートな服だったりして、ミニスカで「けいおん!」の曲なんかを演奏していた頃と比べると随分アーティストっぽい見た目になってて、それは彼女たちが向かおうとしている方向性を具現化したものなんだろうけど、ファンの意識はあの頃のままのようで、なんだろう、こういうことを言うと怒るファンがいそうだけど、彼女たちが向かいたい方向と、ファンが望む方向が既に乖離し始めてるんじゃないだろうか。
ライブの盛り上がりを第三者的な視点で見ていた俺には、それが原因でハルナが「ファンの声援」に相当苛ついていたように見えたんだけど。
コアなファンクラブメンバーの存在が、彼女たちの未来への芽を摘んでいるようにも見えたライブだったなあ。
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