横川シネマでの「遠藤ミチロウ」ライブ

先週水曜日は、横川シネマで「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」を観たあとで、そのまま遠藤ミチロウライブに!!(間で、ちょっと出来のよくない監督(遠藤ミチロウね)インタビューが挟まったけど(^^;)

やっぱ大きい病気(膠原病)をしての病み上がりだから、椅子に座っての弾き語り形式。
いや、まあ、弾き語りっつうても、正に「掻き鳴らす」という表現がぴったりなパワフルなギター演奏は相変わらず迫力満点。
声の方は、以前岩国のロックカントリーで聴いた時ほどは出てなくて、やっぱりちょっと病み上がり感を覚えた。
また、改めてベストコンディションで聞きたいなあ・・・と。

ところで、ミチロウのルーツはラブソングである。
それは知ってた。高校時代、ザ・スターリンにはしびれたけど、「元は一人でフォークソング歌ってた」「実はもう三十歳である」のようなマイナス情報(いや、別にフォークソングやラブソングが悪いというわけではなく、ライブで豚の臓物を撒き散らかしてたようなパンクバンドのイメージと合わないという意味)を耳にして、若い俺は「なんだ、ミチロウ、しけてんな」とか偉そうに思ったことがある。
もちろん、改めて「ロマンチスト」や「玉ネギ畑」を聞いて、ああ、やっぱ凄いわ・・・と憧憬の念を湧き上がらせるわけだが(^^;

そんなラブソングをルーツとしたミチロウが「病気療養中、ずっと朝ドラ見てて、朝ドラの中で歌われていても違和感の無い曲を作った」と言って、所謂フォークソングを披露。これがなかなか良い曲で、その自分に枷をかけない自由さがパンクだなあ・・・
いつまでも「俺はパンクロッカーだから」と自分を縛り付けている年寄りは、かえってパンクじゃねえよな(笑)

20160615_michiro.jpg
そうそう。最近のミチロウは「ライブ用にメイクをした姿は柘植の飛猿・野村将希」みたいな精悍さがあるんだけど(笑)、「普段の黒縁眼鏡をかけた姿はディーン・フジオカ」って感じで、こんな歌を聞くと、さすがに「いや、実はかなり軟弱化しているのでは?」と不安になるが、そんな思いは映画「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」が吹き飛ばしてくれるよ(笑)

この映画の中で、ミチロウが家族連れで賑わう海岸で行われたフェスでにこやかに歌うんだけど、その曲は「オデッセイ・1985・SEX」やで。
「アソコをこすってばかりいるわけにはいかないんだ!」とか、「オレのコトバはただの Sex」とか、子供たちの前で平気でシャウトしてる(笑)
このおっさん、根っこはやっぱ社会生活不適合者なパンクや(笑)サイコー。

最後は映画のパンフにサインもらって握手してもらって大満足。ああ、結局俺も未だにミチロウに憧れるただのガキだった(^^;

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このページは、shinodaが2016年6月24日 20:00に書いたブログ記事です。

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