この店、流川の「廣島立ち呑みん祭」の唯一の対象店のため、近場の店とまとめて訪店というわけにもいかず、最後の上がり、ゴールの店にするつもりでいた。
ところが「三ツ星」で立ち呑み仲間のH口君から聞いた情報によると、「11月休むらしいですよ。最終日の11日は開けるらしいですけど」って。
やばいやん!!多分、最後の「上がりの日」は 11月になりそうなのに!!
ということで計画を変更し、この日、「三ツ星」の次に「立ち呑み ほしの」を訪ねることにしたのである。
いやあ、しかし、「ほしの」について、事前に色々H口君から教えてもらってたんで助かった。
まず、入り口がわからない。
スタンプカードの写真を見ると、店の前に「立ち呑み ほしの」と書いた立て看板があるんだけど、実はこれが道路に面したところに立ってるわけではなく、まったく目印にならないという(^^;
目印にするのは「少年星人」というバーである。このバーの横を通りビルの奥に進んでいくと、ほぼ一番奥に「ほしの」はあるのだ。
いや、ホントに一番奥に。想像以上に奥だったので途中で不安になったほどだ。
これ、H口君から事前に聞いてなかったら、いつまでも付近を泣きながら徘徊してたわ(^^;
で、これまた店の内装その他が立ち呑み屋として特殊である。
完全な「婆さんがやってた小さなスナックの後に、完全に居抜きで入った」という感じがプンプンする店だ。
入り口のドアは見慣れた「スナックの扉」だし、中に入ると狭い店内にL字型のカウンターがあって、これ、完全にスナックの配置やん(^^;
カウンターの前の椅子が取っ払われていて、立ち呑み形式になっている。カウンターオンリーの店だ。
支払いは「前払い制」、つまりキャッシュ・オン・デリバリーである。
目の前の皿に千円札を投げ込み「ギネス」を注文する。450円。皿の中の千円が、若い雇われマスターの兄ちゃんに没収され、代わりにおつりの 550円が皿の中に入れられる。そして目の前に「ギネス」の瓶とグラスが。
壁に貼ってあるメニューをざっと眺めて、「アサリの酒蒸し」250円と、「シャウエッセン」300円も注文する。皿の中から小銭が消える。
「アサリの酒蒸し」は大好物だし、「シャウエッセン」はH口君のお薦めだ。
しかし、「すみません。その2つを注文されると、どちらかが時間がかかります」とマスターが真顔で答える。鍋がひとつしかないので同時に鍋を使う料理は作れないそうだ(笑)
ということで、取り敢えず「アサリの酒蒸し」を先に作ってもらい、それから改めて「シャウエッセン」を注文した。
「シャウエッセン」はあの「シャウエッセン」である。憎き日本ハムの「シャウエッセン」です。その一袋まるごとを、封を切って全部どばどばと鍋に。まあ、全部っつうても 6本しか入ってないわけですが。
うちの家でこんなことやったら嫁さんにぶん殴られるで、ほんま。「勿体無っ!!」っつうて(^^;;;
で、その 6本で 300円って安くない?(笑)
「さっき、岩国の酒飲みがここに来たじゃろ?別の店で彼に会ったら、ここのシャウエッセンがすごいって言いよったんよ。じゃけえ、注文したんよ」と言うと、側でその話を聞いていた常連の女性(笑顔の素敵な美人)に大ウケ。
「この店のシャウエッセンがすごいって情報が世間に拡散していってるんだ!おもしろ~い」って。
マスターは「すごいって(^^;・・・ 茹でて出してるだけですからね」と複雑な表情であった(笑)
この後、「ハイネケン」450円を追加。マスターにも 380円の何か忘れたけど飲み物を奢り、結局この店で使ったのは 1,830円。
この日廻った 3軒の中で一番ここで金を使ったよ。こう言っちゃなんだけど、一番しょぼい店なのに(笑)
いや、ホントに面白い店で、まだまだ書きたいことがあるけど今日はやめとく。
これからも流川方面に行った時には「ほしの」に寄ろうと思うんで、また改めて書きますわ。
興味が湧いた人はぜひ訪ねてみてください。但し、11/6(日)~11/10(木)の間は休みです。
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