木曜日、「つくね屋」で美味い焼鳥を満喫したあと、榎町の小路を抜けて「寅卯」に向かったのだが、その間に一店、行きたい行きたいと思いつつずっと行けずにいた立ち呑み屋があるので寄ってみることにした。
「立ち呑み Ruelle(リュエル)」である。
初めてではなく、三年ほど前に一度訪ねたことがある。
外国のパブ、バルっぽいちょっとおしゃれな感じの内装で、なのに食べ物も新鮮なイサキの刺し身が出てきたりして、雰囲気、実力ともになかなかいけるな・・・と思った店。
ただ、若い客が多くて、それも女子が。俺みたいな中年のおっさんの一人呑み客は大層浮いてしまって、それ以来なかなか行けずにいて早三年・・・という感じだったのだ。
・・・が、今回たまたま近くでW■さんと呑んだので、同行をお願いして三年ぶりに訪ねてみた。
時間が早かったためか、客は一組三人だけ。いや、多分、皆バラバラに店に来て、意気投合して話をしているという感じ。そういう意味では三組三人か。その中の若い軽い感じの男が俺たちが店に入るとジロっと人を値踏みをするような嫌な視線を向けてくる。ああ、いるいる、こういうちょっと洒落た感じの店だと、必ず常連気取りのチンピラが発生するんだよな(笑)
自分の知らない客がマスターと盛り上がってたら腹を立てるやつ(笑)寂しがり屋か?お前・・・って感じ。
まあ、それはそれとして、何か三年前と店の雰囲気やマスターから受ける印象が変わってしまったような・・・
なんか店全体の元気がないというか・・・上手く言えないんだけど・・・
もしかしたら、この店は盛り上がるのはもっと遅い時間なのかもしれないけど、それにしても妙に店の雰囲気が暗くて・・・
マスターももっと話しかけてくれた気がするし、もっと明るいノリのいい感じの女の子がいたような・・・
この日も俺らが呑んでいる時に店の女の子が(出勤なのか、おつかいに出てて帰ってきたのかわからないが)やって来た。でも、常連さんとは一言、二言話をしてたんだけど、俺らには「いらっしゃいませ」の一言もなし。俺らのことはチラっと一瞥しただけである。(俺らの後ろを通ってカウンターの中に入る時だけ、「ちょっとすみません」と声をかけてきたけどそれだけ(^^;)
まあ、それでも「良かった時」のリュエルを知っている俺は、レッドアイを呑みながら(これはなかなかの逸品だった。トマトジュースとビールの割合もバッチリで、今まで呑んだレッドアイの中では評価高し)「ペペロン枝豆チーノ」(ペペロンチーノ風味の枝豆。そのまんまの名前(笑))をつまみ、「次は何を頼もうかなあ」とか思っていたのだが、初めてリュエル訪店のW■さんには耐えられなかったようで、まだ枝豆も半分くらい残っていたのだけど、「そろそろ行こう」とわずか 15分ほどで店を出たのであった。
W■さん評は「やる気のない店」(^^;
確かに、この雰囲気では「やる気がない」風に初見の人に見えてしまうのも仕方ない気が・・・
ただ、俺的には、こういう雰囲気だからこそ、今はあの頃より中年男子一人でも行きやすい店になっている気はする。
ということで、今度は一人でもう一度チャレンジしてみようかな・・・と思っているのだ(笑)
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