先週金曜日。「鉄華」で晩飯を取った後は、そこから徒歩数分の立ち呑み屋「西乃屋」へ。
店には既に女性客が一人。
前回、俺が帰るのと入れ違いに入ってきた人やなあ。やっぱ常連さんだったか。
ま、店の人や常連客と決して交わらず、黙って俺のペースで飲み食いし、さっと会計して去っていくのが 俺の「独り呑み」スタイル なので、まるで誰もいないかのように(笑)すすすっと奥のカウンターまで移動し、まずはビール・・・ではなく、お酒を。
既に「鉄華」で生ビール二杯をやってたからな。
お酒は「瑞冠 こわっぱ」一合 650円也。
それから黙ってカウンターに置かれた紙を1枚取り、「かしわ」270円、「ハツ」320円、「うずら(卵)」150円を注文。
前回、「白肝」がたいそう美味かったんだけど、とりあえず他のネタも試してみようと思って今回はパス。
「うずら」は別として、「かしわ」も「ハツ」もやっぱり他の焼き鳥屋と比べると肉が大きい。なかなかの食べごたえ。「ハツ一本で 320円かぁ〜」と思うんだけど、この大きさなら納得。そして、まあ、普通に美味い。
TVでカープ戦の中継を流していたので、瑞冠と焼鳥をやりながらしばし観戦。
ちなみに、「西乃屋」では BGM にしては割りと大きめの音量で音楽が流れており、TVの音声も消されている。
大将と常連女子がカープの話題に花を咲かせているが、もちろん俺はそれをまったく無視し、TVの画面をじっと見ているだけ。
「俺は俺のスタイルを貫くぜ!!」
・・・と思ってたのに、ここでブラッド(エルドレッド)が無茶苦茶空高く舞い上がったホームランを打つ。「あ、これ、フェンス際で捕られるやつや」と思ってたら入った(笑)
「おお」と歓声を上げる俺と大将。常連女子は画面を見ていなかったのか「え?なに?なに?」と戸惑っている。確かに、音声が消されてるから画面見てなかったら何が起こったかすぐにはわからんやろう。
「エルドレッドが無茶苦茶高く上がったホームラン打ったんですよ」
あ、話しかけちゃった(^^;
しばし、三人でホームラン談義に花を咲かせる。ああ、楽しい(笑)
いやいや、いかん、いかん。俺も「孤高の高血圧」と呼ばれ広島の独り呑み界を牽引してきた男だ。ここで迎合してはいかん。
このタイミングで、「ささみ」240円と「ねぎ」150円を追加注文して会話の流れを切り、俺は再び黙ってTVを凝視する。
危うく「飲み屋で他の客に話しかけ、寂しさを紛らわせる孤独な中年男性」になるところだったぜ。
俺は独り呑みを愛し、独り呑みと運命をともにする覚悟をした男。孤高の高血圧。
しかーし、大将と常連女子の会話が、今度は「現在人気沸騰中のカープの通訳・クレートさん」の話題に・・・
「最近、日本語がうまくなってきて、若干面白さが薄れてきましたよね」
・・・ああ、また 話しかけてもうた(^^;
というわけで、この後は「俺が今年は未だズムスタでカープの勝ちに巡り合っていない」等、自分の話題まで積極的に織り交ぜつつ、俺は「隣になった人との会話を楽しむ」立ち呑み屋トークに身を委ねたのであります・・・
ああ、楽しかった・・・(おい)
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