今日、一番勉強になったこと。
「にくづき」という部首の「月」は単漢字の「月」ではなく「肉」の象形で、だから「肺」や「肝臓」など「臓物」の名前として使われている。
最近名前に使いたいと人気の「胱」は「月+光」ではなく「肉+光」であり、尿袋を現す「膀胱」に使われる漢字である。同じように名前に使いたいという人が増えている「腥」も「月+星」ではなく「肉+星」であり、全然ロマンチックではない。しかも「腥」は「生臭い」という意味の漢字である。
例えば女の子に「胱」という名前をつけ「あかり」なんて読ませても、学校では絶対「やーい、ションベン袋、尿袋」っていじめられるな(^^; いじめは絶対駄目だけど、この場合半分以上は親の責任だな(^^;
この二文字は今は人名で使える漢字(常用漢字+人名用漢字)に含まれていないため悲劇を回避出来ているが、漫画なんかで使われる日も近い気がする(^^;
漫画といえば、中高生に「ハイティーン・ブギ」って作品が人気だったころ、主人公の名前「翔(しょう)」は人名で使える漢字に入ってなくて、何人ものヤンキー少女が「息子が生まれたら使いたかったのにぃ」と悶絶して悔しがったものだ。
今は「翔」の文字は使えるようになっている。今、50~60歳くらいの元ヤンのお母さんたちには悔しい想いをしている人も多いだろう(笑)
<参考>
朝日新聞DIGITAL「子の名付け「胱」はキラキラ? 漢字の見た目良くても...」
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