広島市内にある山口県の租界のような立ち飲み屋、それが「寅卯」。
光市出身の大将が切り盛りする、いつでも山口県の美味い酒が飲める店だ。
先週金曜日に、車で出勤してたのに、仕事上のトラブルで(俺は絶対やめた方がいいと言ったのに、「現場」の意向で本番稼働テストをしないままの本番移行を行い失敗。その復旧作業を「だから俺は言うたやろ!」と心の中で叫びつつ行い)ほとほと疲れ果てた俺は呑まずにおられず「寅卯」を訪ねたのであった。
そしたら大将が「今日来てくれてよかったよ。今日は寅卯の8周年記念でドリンク一杯サービスしとるけえ、美味い酒呑んで!」と。
ごめん、大将。今日は車なんで呑めないんよ。ただ、飲み屋の雰囲気でも味わんと、俺の心がささくれ立ったままなんで来たんよ。
「ええ?そうなん?呑めんのん?」と、隣に立ってた店員さんと一緒になって残念がってくれたので少し癒された(笑)
で、オールフリーの小瓶を一本サービスしてもらった(笑)
しかし、寅卯も8年か。
俺は寅卯が開店した数日後には訪店したので、俺の「寅卯」歴もほぼ8年ってことだ。
俺が山口県出身で岩国から通ってるって知ると大将がすごく喜んでくれて(当時大将は下松の自宅から車で毎日広島まで通っていた)、何故か俺のことを「先輩」って呼び始め、今もそれは続いている(笑)
俺はオールフリーをおかわりし、串揚げ 4種と「鰆 カラスミ和え」を平らげた。
ああ、酒が呑みたい。
今度は仕事の憂さ晴らしではなく、純粋に美味い酒と肴を食べにこよう。
そう言えばまだ大将にお祝いも言ってなかった。やっと心にその余裕が出来た。
「大将、8周年おめでとう」と声をかけ、俺はノンアルビールで張った腹をさすりつつ帰路に着いたのであった。
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