地元の人にみどり中のことを聞かれて立ち話一時間

昨日、夕方の散歩から帰ってくると(セパハンのバイクに乗るのに腹が邪魔なので(^^; 散歩をすることにしたのよ。焼け石に水だけど)、嫁さんから「祖生の◯◯さんが来られて、高森みどり中学校のことについて話を聞かせてほしいと言われてたよ」との報告あり。

どうも、教育関係に造詣の深い◯◯さんに色々な人が「みどり中の件は今どうなっとるんや?」と問い合わせをして来られるそうである。
そこで、TVニュースなどを見て俺が高森みどり中学校のPTA会長であり、「高森みどり中学校の存続を求める会」の会長であることを知っておられた◯◯さんは、確認のために我が家を訪問されたということだった。

そこで(そんなに長くなると思わなかったので)庭先で今までの経緯について、なるべく時系列に沿って説明させていただいた。。

  • 昨年9月に、PTA会長の俺の他に、学校運営協議会会長、同窓会会長に、個別に「みどり中の募集停止の可能性があること」について県教委から説明あり。まだ決まったことではないので他言無用と言われる。「本当にそうなったら反対運動が起きるよ」と俺から一言。

  • 10/4 に県教委は、山口県議会文教警察委員会に対し、結局何の修正もないまま高森みどり中の募集停止を素案として提出。問い合わせをした人に対し、県教委は「事前に学校関係者には説明したけど反対意見はなかった」と回答。嘘ばっか。こっちは「まだ決まった話ではない」と聞いたから冷静に対応しただけ。

  • もちろん地元県議には事前に自民党のドンである柳居県議会議長から話があり、絶対地元に漏らすなと言われていたという話が聞こえてきた。

  • 県教委は岩国地区で 3回の説明会を行ったが、質問に対してはのらりくらりとかわすばかりで、本当に一方的な説明に終始。11/23 の説明会には地元から 100人以上の人が集まり紛糾。県教委にとっては一種のアリバイ作りで、以後、「説明会で既に説明済です」が言い訳のひとつとなる。

  • パブリックコメントの募集時に、みどり中の生徒数名が「僕らの成績が悪いから学校がなくなるのか?」「先輩たちに申し訳ない」「どうすれば考え直していただけるのか教えてほしい。生徒一丸で悪いところは直していく」という手紙を繁吉教育長に送ったが完全無視。

  • その後、県知事に子供たちの手紙を読んでほしいと何度か申し入れをしたが、繁吉教育長のバックに居る柳居議長が怖いのか、「そういう話は県教委にして」と断られる。嘆かわしい。

  • 11/10に募集停止反対の要望書を提出。県教委は無視。12/2に公開質問状提出。署名 6千筆あまりを提出。県教委は無視。公開質問に対する回答はあったが内容はスカスカ。ちゃんと答える気はない。最終的に1万筆を超える署名を提出したが、県教委は完全無視。

  • 12/12 の山口県議会文教警察委員会で、高森みどり中の募集停止を含んだ再編計画が「素案」から「案」として承認された。その際、委員会メンバーの自民党議員から「地元で計画反対と騒いでいる人(まるで地元エゴのような言い方)もいるだろうが、負けずにがんばってください」と県教委にエールが。県教委と自民党県議団のずぶずぶの関係が顕に。

  • 岩国市議会と市P連からの働きかけもあり、岩国市教委から繁吉教育長にみどり中PTA会長と面談の機会を持つよう申し入れていただく。県教委からは「教育長と面談することも、面談内容も一切外に漏らさないように。そうでなければ会わない」と連絡あり。「教育長にわざわざ出てもらうというのは、それだけ重みがあること」と念押し。もちろん俺は「いやです」と即刻拒否。「そういう条件なら会ってもらわなくてけっこう」「会うことはマスコミに言う。話したことを全て公開することはしない。ただし、こちらが納得できないことを教育長が言われた場合は、そのことに関しては公開する。」という条件でしぶしぶ県教委の了承をいただく。

  • 12/22 安堂市P連会長、守山岩国市教育長とともに繁吉教育長と面談。翌日12/23 には教育委員会会議で高校再編整備計画を正式承認する前の日の、話し合いの結果何もする時間の無いタイミングでの面談に、本当に県教委(繁吉教育長)の悪意を感じる。みどり中PTA会長として「子供たちが納得できる説明を教育長から行ってほしい」「県や国の指針でも、中学校の廃校問題には学校関係者、保護者、地元住民を交えて十分な協議をすることとなっている。そうしてほしい」というたった二点の申し入れを行ったが、繁吉教育長からの回答は、「必要ない」「決めたスケジュールで動くだけ」というものだった。

  • 12/23 に教育委員会会議で高校再編整備計画を正式承認。教育委員って・・・

  • 2/1 第2回目の公開質問状提出。相変わらず誠意のない回答。

  • 3/2 山口県議会。井原議員の質問への答弁で、驚愕の事実が次々判明。「岩国高付属中を作ってどれだけ県外流出を止められるかはわからない」「みどり中の生徒がどれだけ減るかもわからない。減る可能性があるので、早めに廃校に向けて動いているだけ」「みどり中の廃校を決めたのは教育委員の会議でではなく、繁吉教育長以下教育委員会の独断」。こんなことを平然と答える県教委。バックに柳居議長がいるから、物事の正しい、正しくないなんて関係ないという態度。

  • 井原議員が呆れて「そんな状況でなぜみどり中を廃校にするという結論が出せるのか?」という問いには、「アンケートの結果、岩国市の保護者が学力アップのための学校を求めている。その要求に応えるために岩国高付属中を作る。岩国の子供たちの未来のためだ」という回答。そりゃ、アンケートで「学力アップのための学校が欲しいですか?」という聞き方をすれば「欲しいです」と回答するやろ・・・という呆れた内容。

  • 議会関係者から、自民党県議団には柳居議長より「既に自民党が了承している案件がひっくり返されることはあってはならない。そういう前例を絶対に作らないようにしろ」と号令がかかっている。PTA会長がどんなに正論を言ってももうひっくり返りませんよという話を聞いた。

  • 教育現場から、繁吉教育長になってから、「もうこう決めたからこうしろ」というトップダウンの指示が増えた・・・と嘆く声を聞いた。

  • 多くの人から「繁吉教育長には薄々岩国高付属中が定員割れを起こして失敗することがわかってるんだろう。だから少しでも失敗の可能性を削るために、みどり中を廃校にして生徒を付属中に回したいんだろう」という話を聞く。大人の事情どころか、個人の事情でひとつの実績ある学校をつぶそうとしているのでは?ともっぱらの噂。

  • 募集停止の発表後も、高森みどり中の定員割れは起きていないし、今年も優秀な進学実績をあげている。今もみどり中を廃校にしないといけない正当な理由はない。繁吉教育長とその親分の柳居議長のたった二人の都合だけで、山口県の教育の多様性が失われている。

  • 熊毛、下松の保護者から、「岩国高付属中では遠すぎて通えない。今まであった選択肢が失われた」という話を聞いている。でも、そんな正論は繁吉・柳居両名には届かない。

  • 既に、PTAが動いてどうにかなるレベルの話ではないのかもしれないが、子供たちが納得してみどり中の最後を迎えられるように、今後も活動していく予定。

というような話を漏れがないように説明していたら 1時間経っていた。
本当に、立ち話で申し訳ないです。

◯◯さんは、こんな「みどり中を廃校にするまともな理由はないが、教育長と県議会議長が決めたことなんだから止められんぞ。反対する正当な理由なんてあろうがなかろうが意味ないぞ」という強引な県教委+自民党議員団の話の進め方に「そんな恐ろしい話だったのか・・・」と天を仰がれていた。

非常に紳士的で汚い言葉など使われない方だが、「まるでXXXXじゃないか」「XXXXのやることだ」「教育長と議長はXXXXか」と思わず漏らされていた。それだけ動揺されていた。

そうなんよ。俺たちが巻き込まれてきた不条理な山口県の教育行政のってむっちゃ怖いのよ。

こんなことが許されている山口県で子供を育てようって思う保護者がいるのかね?

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このページは、shinodaが2023年5月25日 17:11に書いたブログ記事です。

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