iPhone: 2011年12月アーカイブ

もう一ヶ月前の話だが、広島ミクシスビルで開催されたMatsudaビジネスコンサルタント主催の「スマホ開発で新規参入セミナー」に参加してみた。

まあ、実際のところ「スマホ開発」と言っても、最近よく書籍で見る「スマホアプリ開発してお金持ちになろう!」的なパターンには全然興味無い。
105円のソフトが 1,000本売れて 10万円手に入ったよ!程度のことでも個人から見たら随分な成功だろうが、企業的に見ると「たった10万円の売上のために、どんだけ開発に時間かけたんよ?あーん?」的な、つまりそんな商いは失敗でしかない。
1,000本売れる 105円のソフトを作る暇があれば、百万円の業務アプリケーションの開発をした方が良いに決まっている。業務アプリの開発時間を削ってまで、「お遊びソフト」の開発を行なうメリットはどこにもないのだ。

・・・んが、最近、Android 端末を業務端末として(在庫チェックの時の入力装置として・・・とか)使いたいという声をちょこちょこ聞くようになってきた。そうなれば話は別である。きちんと開発費用を用意してくれる業務アプリ開発案件であれば、スマホ案件であろうがどうだろうが、手を出すしかあるまい。

ま、そういう状況なので、是非とも今のスマホ開発の現場を知りたいなあと思って参加を決めたのである。

セミナー自体は、最終的には株式会社システム工房エムが販売する「Ruby on スマホPaaS」という開発支援サービスの宣伝のためのものだったが、船井総研の長島淳治氏やシステムエム工房の大谷辰夫氏の話はなかなか興味深い面白いものだった。

一番の収穫は、マルチプラットフォーム対応ネイティブアプリを吐ける Rhodes というフレームワークを知ることが出来たことかな。
Rhodes ええやん!Ruby + HTML + JavaScript を組み合わせて開発を行なうという、Web アプリ作る要領でスマホアプリが作れるそうな。
で、Android, iOS, Black Berry, Windows Mobile という主要なスマホ OS にネイティブに対応したアプリが生成できるというんだから大したもんだ。

取り敢えずは Flash Builder で十分業務で使えるスマホアプリが吐けそうなんだけど、いつまでも SWF 形式のアプリってわけにもいかないだろうから、時間ができたら Rhodes も試してみないとな。

さて、明日は一件 Android 開発案件の見積提出予定。
いい方向に話がいけば良いんだがな。

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