株とか虚業系: 2017年12月アーカイブ

仮想通貨をマイニング(採掘)してみようと思ったんだけど・・・」というエントリーの最後に「いきなり問題発生(^^;」と書いたが、ホント、MinerGate って危ないね。
インストールしてみようか迷っている人がいたら、はっきり「やめておけ」と進言します。

のほほん備忘録」さんなんかでも書かれているように、そもそもインストーラからしてウィルス検出ソフトでウィルスと(「トロイの木馬型マルウェアが組み込まれてるよ」と)判断される代物。
それでも、誤認識という可能性もあるので、サンドボックスなPCに入れてみたんだけど・・・

採掘始めたら、いきなり CPU 使用率が常時 90%近くになったんで、こりゃ、マジで電気代馬鹿にならんなあと(^^;
もっとも、それによって他の動き(Web 見たり、テキストエディタで編集したり、録画してた動画観たり)は影響受けずにスムーズに操作は出来ている。
で、メモリ使用量なんかも確認しようと思ってタスクマネージャーを起動したら・・・

20171217_minergate3.jpgいきなりタスクマネージャーが固まって(正確には、数分に一度、表示内容に変化があるので動いてないわけではないんだろうけど)終了ボタンなども一切受け付けない・・・
CPU 使用率も 100%に達している。なにこれ(^^; タスクマネージャーの起動を妨げようとするなんて、ホントにまるでウィルスソフト(^^;
この状況は MinerGate を終了させても変わらず・・・(まあ、タスクマネージャーがちゃんと動いてないんで、本当に MinerGate が終了したかもわからないんだけど)

ここで、今まで止めていたウィルス検知をONにしてみると、速攻、MinerGate を危険ソフトと判断して削除処理が開始された(笑)

その後、ダウンロードしたインストーラをスキャンしてみると、これまたすぐに削除されて「HKTL_COINMINER が組み込まれているので削除した」旨が表示される(笑)
ああ、この HKTL_COINMINER が「トロイの木馬型マルウェア」なんだな。
※トレンドマイクロのサイトでの説明はこちら

どうも、これは単なる「ビットコイン採掘者(マイナー)」のようである。そういう意味では「HKTL_COINMINER 」を自分自身でインストールしたのであれば問題ないようだ。
トレンドマイクロなどがウィルスとして認定している理由は、この HKTL_COINMINER が「他のソフトに組み込まれ、知らないうちにインストールされ、知らないうちに PC の CPU 資源を使って、知らないうちに他人のために Bitcoin の採掘をさせられてしまうケースが多い」点を問題としているようで、それを自分の意思で行ったのであればウィルスではない。

・・・が、やっぱ MinerGate をインストールするのは止めておいたほうが良いと思う。

なにせ、うちの PC のタスクマネージャーを誤動作させたようなバグをどれだけ内包しているかわかったもんじゃない。
サンドボックス化した PC の中で実行するのであれば実際のところ問題はないように思えるが、そこまでしても「電気代を上回る利益は出ない」のが現実だ。
「俺は儲けている」というヤツの話も Web 上で散見するが、そのほとんどが電気代は親持ちのニート風情である。

今回の俺のように興味があるからやってみた・・・レベルの話であればいいが、儲けようと思って手を出すには利益とリスクが釣り合っていない。

「自宅の PC でやって○○千円儲けてます。」「クソ高いGPUを投入したんで、○万円儲けがあります」みたいな話をしているヤツは、低能な世間知らずの貧乏人、あるいは狂人レベルの嘘つきと認定するしかないだろうな(笑)
Bitcoin という仮想通貨が再び話題になっている。

仮想通貨とは・・・というのは自分で調べてほしいが、簡単に言ってしまえば「実際に硬貨も紙幣も存在しない、コンピュータ上のデータとしてだけ存在しているお金」である。
本物の貨幣(例えば「円」)を、硬貨や紙幣でやり取りするのは面倒なのでコンピュータ上のやり取りだけで決済しちゃいましょっていう「電子マネー」とは違うものなので混同しないようにね。

ただ、まだまだ買い物で使える場所は少なく、俺的には「とても"通貨"と名乗れる代物じゃない」と思っている。

つまり、実際に「貨幣」としての価値はほとんどないのに、なんでこれが話題になっているかというと「投機」目的で盛り上がっているというのが理由だ。

将来、仮想通貨が現実的に(例えばオンラインショッピング等の決済で)使えるようになった時に「今より価値が出るはず」という前提で取引をされている。

もし、来年 Amazon の買い物で Bitcoin が使えるということになれば、急にその価値が倍増するかもしれない。そしたら今 Bitcoin を持っている人は大儲けである。
そう思って買う人と、「いや、俺が生きているうちに Bitcoin が物販取引で使えるような時代はこんだろう」と思った人は、今まで持っていた Bitcoin を売る。そこに「株」のように売買が成立しているわけだ。

今のレートだと、1BTC(BTCは Bitcoin の単位)= 2,272,727円である。あ、なんて書いている間に 2,222,222円になった。つまり、数分前に 1BTC 買った人は、あっという間に 50,505円失ったことになる。ご愁傷様だ(笑)
投資投機するくらいなら、「株」をやっておいたほうがよっぽど良いと思うよ。安全だから。

しかし、こうした取引以外に仮想通貨を手に入れる方法がある。マイニング(採掘)である。

仮想通貨というのは現実のお金のように例えば日本銀行のようなものがあって、発行された貨幣の量や流通状況を管理しているわけではない。インターネット上にぶら下がった、仮想通貨の管理ソフトをインストールしたコンピュータ(個人パソコン含む)でちょっとずつ手分けをして計算(台帳管理)をしているのである。
その計算をした御礼として、新しく発行された通過をもらうことが出来るのだ。これを採掘(マイニング)という。

これが、仮想通貨をタダで手に入れる唯一の方法である。

・・・が、実際にはタダじゃないよね?パソコンはマイニング専用ではなく、元々持ってたものを使うにしても、電気代もかかるし。
で、今現在、個人のパソコンで細々と採掘しても、この「電気代よりも多くの通貨が採掘出来る」仮想通貨は存在しないそうだ・・・(^^;
Bitcoin なんか、中国がほとんど国家ぐるみっていう規模で大型コンピュータを使って採掘しまくっているので、個人がちょっとお高い GPU などを使って採掘したところで、ほとんど実入りは無いのが現実のようだ。
そもそも、Bitcoin は今は個人での採掘は出来ないみたいだし。

ま、楽して儲ける方法なんて世の中には無いってことよ(笑)

が、実際のところ、どのくらい儲からないものなのか試してみようと思って、マイニングソフトとしては超メジャーな「MinerGate(マイナーゲート)」をインストールして試して・・・みようと思ったんだけど、いきなり問題発生(^^;

そのあたりのお話は、また別のエントリーで(^^;

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