沖縄や南方の島々(フィリピン、タイ、ベトナム等々)で戦死された山口県出身の戦没者の慰霊のため沖縄へ。
11/6、「防長英霊の塔」にて慰霊祭が行われるので参列する。
岩国空港から那覇に向けて出発。
俺の祖父は、もう三ヶ月すれば終戦という昭和20年5月13日に沖縄本島で戦死した。
家に帰ってきたのは「歯」だけである。
どんな死に方をしたのかもわからない。
機銃で撃たれたか、火炎放射器で焼き殺されたか。せめて苦しまずに即死であってくれと思う。なんで孫の俺がじいちゃんのことを「即死であってくれ」なんて思わんといかんのや。それが戦争の不条理だ。
戦争を無くすことは不可能だと言う人がいるが、小さな小競り合いはあるだろうが、戦争そのものは無くせると思っている。
だがそれは「自衛隊を無くせば、軍隊のいない国に中国やロシアが攻めてくることはない」という根拠のない愚論や、「攻めてきたやつらと酒を酌み交わして友達になれば良い。武器はいらない」というような狂人の戯言ではない。
政治家の口八丁で「日本を攻めたらこっちが損をする」ということを徹底的に中国、ロシアをはじめとした侵略国家に思わせること。そして、その根拠となるだけの最低限の力(はったりが効くだけの力)を持つこと。
絶対俺らの子供達を戦争に巻き込まないためには綺麗事や子供じみた思想ではダメだということを、沖縄で戦争の爪痕を直に見ることで強く思わされる。

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