「Aki若」で「新政」と「鍋島」を味わう

金曜日の職場の飲み会(送別会)の後、「美味い日本酒飲みに行こう」と二次会は「居酒屋 Aki若」へ。
そう、この間俺が「居心地良い~」と書いていた「中の棚」の店だ。全部で 15人ほどしか入れない小さな店である。

この日送別されたUさんが「新政」ファンなので、「Aki若に No.6置いてあったから呑みに行きましょう」「いいですねえ」と二次会で行くのを決めた。
結局、お酒が飲めない人も含めて 5名ほどで訪店。

20161028_akiwaka.JPG
すぐに俺とUさんは「新政 No.6」を注文。
大将(なのかどうかは未だ不明)だと思われる兄ちゃんが「No.6」を注文したとたん俺の顔を見てニヤっとしたのは、ほんの一週間前に俺がここで「No.6」を飲んだのを覚えていたのか・・・(^^;

しかし、悲しいことに、「No.6」は一杯分しか残っていなかった。
Uさんの送別会なので俺が別の酒に変えようとしたところ、Uさんが「じゃあ、僕は『而今(じこん)』で」と銘柄変更。
「ええ!?いいですよ。Uさんが『No.6』飲んでくださいよ」と言ったのだが、「いや、いいです、いいです」と。

U「実は自宅に『No.6』、何本かあるんで」
俺「何ぃ~?」

去年、俺はUさんから「新政 No.6、美味いっすよ」と聞いて買おうとしたんだけど売り切れで買えなかったんだよなあ。
一気にUさんへの申し訳ないという思いは霧散し(笑)、俺は遠慮なく「No.6」を注文した。

ああ~、やっぱ「新政 No.6」美味~い。
口腔内がほのかに甘いフルーツ香で満たされて、その優しいほんわかした味に癒やされるぅ。
以前「ふくろう」で飲んでいた時、飲み友達のA皮さんが照れくさそうに「最近、甘い酒が好きで・・・」みたいに言ってたけど、わかる(笑)
以前は「淡麗辛口こそ正義」って感じで酒を選んでたけど、最近美味いと感じるのは甘みのある酒ばかりのような気が・・・
まあ、加齢により味覚に変化が生じてきているのもあるだろうけど、日本酒全体の品質が上がり、「素材が持つ本物の上品な甘み」をもった酒が増えたってのもあると思う。

「新政 No.6」は「葉わさび」をつまみながら飲んだんだけど、優しい味でありながら「葉わさび」の味に負けることのない芯の強い子でした(笑)

で、二杯目はUさんが「鍋島」をチョイスしたので俺も同じものを。
「新政 No.6」よりは辛いが、その辛味の向こうに「甘みを伴った旨味」がドンと存在していて、「淡麗辛口」ではなく「芳醇辛口」な一品。口腔内に満ちた風味は「No.6」と同じように汚れた中年男の心を浄化してくれる癒やしのパワーを持っている(笑)

いやあ、美味いわあ。

肴は「らっきょ」だったんだけど、もちろん「らっきょ」の味にも負けない芯の強い子です。この子も(笑)

Uさんには(俺より一回り以上若いけど(笑))、山口・広島の酒一辺倒だった俺に、色々全国の(特に流行りの)酒を教えてもらってありがたかったです。
11月から別の職場に移られるけど、活躍をお祈りします。

しかし、酒を飲むのは俺とUさんだけだったため、5人の男が 1時間以上滞在して御代は 7,000円くらい。
なんか「Aki若」には申し訳なかったなあ(^^;

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このページは、shinodaが2016年10月31日 13:05に書いたブログ記事です。

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