この GW は、いきなり仕事の都合で俺が 9連休になってしまい(せっかくの連休を「なってしまい」というのも贅沢な話だが(^^;)、反対に嫁さんは 4/30~5/3 までずっと出勤で、そのためキャンプも含め、5/3までずっと娘と過ごす休日であった。
いや、5/1は娘は学校に行ったので日中はゆっくりできたんだけど、5/2は午後から先生の勉強会があるとかで 11時半には帰ってきてしまった(^^;
まあ、そんな日々だったので、嫁さんが休みだった 5/5 には(いつもなら娘をフラワーフェスティバルとかに連れていく日なんだけど)、一人山口市までツーリングに行かせてもらった。
目的地は山口県立美術館。
岩国市から山口市に行くのは広島市に行くより遠い。
なので俺が「県立美術館に行く」と言ったら、それは上幟町の広島県立美術館のことである。
んが、今回は違う。今回の目的地は、最初に書いたように山口県立美術館である。
俺が好きな漫画家・浦沢直樹についての展覧会を開催しているからだ。
「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる -山口の巻-」である。
俺は、「パイナップルARMY」「YAWARA!」「PLUTO」「BILLY BAT」は全巻持っている。
でも、「20世紀少年」は満喫で全巻読んだし、「MASTERキートン」は義弟(嫁さんの弟)が持っていたので、何冊か借りて読んだくらい。「MONSTER」はどこかのお好み焼き屋かラーメン屋かで 3巻くらいまで読んだところで止まっている・・・という、一応ファンなんだけど、熱烈なファンでは無い・・・という立ち位置の男である(^^;
まあ、そういう立場から言わせてもらうと、ちょっと物足りない展覧会であった。
というのが、展示物の多くが「生原稿」なのである。
ほとんどそれと言ってもいい。いや、まあ、実際は 8割方くらいだろうけど、でも、ほんとに、ほとんどがそれなのだ。
いやあ、生原稿もさあ、漫画家目指しているような人から見るとすげえ価値があるんだと思うけど、まあ、俺的には「ある作品の一話分くらいが見れればいい」って感じ。正直、真ん中あたりで飽きた(^^;
けっこう、そういう人が多いと思うけどなあ。
それより、浦沢先生の仕事部屋・・・ってか、仕事机を再現したものとか、そういう浦沢直樹という漫画家そのものに焦点を合わせた展示物とかがあるとよかったなあ。
実際、入り口のところで上映していた、「BILLY BAT」を描いているところを延々撮したドキュメント映像にはしばらく見入ってしまった。
浦沢直樹の漫画作品ではなく、浦沢直樹という漫画家を観たかったなあ。
いや、ファンであれば行って損はない展覧会だとは思うんだけど、俺はそういう不満がちょっとあったよという話。
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