高校生クイズ

先週やってた高校生クイズはすごかったねえ。

ま、開成や灘などの名門の学年一番の連中なので、秀才ではなく天才なんだろうなあ。彼らは。
秀才なら、あんな番組に出ている暇もないだろうし。(^^;

ちゃんと受験勉強すれば、誰でも知識を単純に溜め込んでいくことは可能だ。そして、それを「決まったキーワード(試験問題)」にそって引き出すことも。そこまでは誰でもできる。
「決まったキーワード」ならね。

高学歴といわれる人間でも、大多数は「良い大学出てるのに、実践は全然駄目じゃのお。応用力がないんよ」とか言われる。それはつまり「受験勉強に特化」した「決まったキーワード(試験問題)」に対する反応しかできないやつなのである。

でも、そうじゃないやつがいるよな。
知識を詰め込む努力は秀才と同じようにしなきゃいけないけど、その導き出し方に閃きを見せるやつ。
これが天才だ。このクイズ番組に出てたやつらの大多数はその匂いがする。

だから、うちの嫁さんは彼らを見て「なよっとしてて気持ち悪い」とか言ってたけど(^^;、俺は彼らを評価するし、そのまま素直に育てば大物になる人物だとすら思うよ。
俺は役人どもにあれこれ指図されるのは嫌いだが、素直に育った「すごいまま」の彼らになら、指図をされても素直に従うよ、俺ぁ。

なぜなら、正しい道(もちろん、その時点で最適な・・・という意味であり、絶対の「正」なんかないことはわかっているんだが)を見極めるには、どれだけ情報(本、先人の話、ニュース
etc...)を脳みその中に蓄えているか。そしてそれを様々なケースにそって、動的に、正しく引き出せるか・・・が肝だから。

まさに彼らじゃないか。
高校生クイズを戦うような若者が絶対にこの社会に必要なのだ。

但し・・・彼らが今のまま素直に育てば・・・だけどな。(^^;

悲しいかな、彼らが将来進むであろう大企業や国の役所には、彼らを育てられる人間などただの一人もいないのである。
皆、馬鹿ばかりなのである。
そして、彼らもそんな馬鹿になっていく。
天下りや非常識な額の退職金で、こそ泥のように税金を掠め取る(盗る)「下賤の者」に成り果てていくのである。「指導」の賜物として。

ああ・・・あんな天才たちがなあ・・・もったいないことだ。

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このページは、shinodaが2008年9月 8日 14:00に書いたブログ記事です。

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