アンシュル・サマル氏

シリコンバレーでカードゲームの会社を起業したアンシュル・サマル氏は14歳の少年だ。

ポケモンや遊戯王のカードゲームにハマっていた彼は、親からもっと勉強に関係のある遊びをしろと言われて、科学知識を駆使して遊ぶカードゲームを作って「プチ成功」したそうだ。(最初のロットでの利益が 1千万円だったかな)

まだまだ、専用の事務所を持てるほどの利益は上げていないが、今年度中には1億円の利益を上げることを目標にしているそうだ。

彼が、日本発のポケモンや遊戯王に inspire されて事業を始めたということが素直に嬉しい。そして不思議だ。
どうして日本にはこういうガキが出てこないのだろう?

アンシュル・サマル氏も、決して周りの大人たちから事業を焚きつけられたわけではなく、自ら事業家を思いつき、親に出資をしてもらうなどして起業したんだそうだ。
だから、そこに国民性というのは関係ない。アメリカだって、こんなガキに起業なんて決して奨励しているわけではないからだ。
日本人から見たら馬鹿ばかりのアメリカ人にも、一応、子供の本分は学業だという常識はある。なのに、何で日本ではこういう少年起業家が出てこないんだろう?

これから景気対策を論じていく役人どもは、その辺りも考えてみる必要があるんでないかい?

頼むぜ、ホント。今の不況は、企業や個人が何かしたら何かなるなんてもんじゃないぜ。完全に政治家と官僚の舵取りが大失敗だったっつう話だ。
俺ら技術者は十分世界と戦えるのに、馬鹿な政治家や官僚がその足を引っ張ってるのだ。
で、そういう「実際は俺らの足を引っ張ってる駄目なやつら」が、自分たちのことをエリートだと誤解してるからどんどん世の中おかしくなちゃうんだよな。

まず、日本に「アンシュル・サマル」を生み出してみよ。
どうしたらいいか、わかってるかな?

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このページは、shinodaが2008年12月29日 16:48に書いたブログ記事です。

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