これほど伏線をほったらかしにした恥知らずな作品は見たこと無いワ!!

もう、分かる人は分かってると思うけど、今回の「ガリレオ」の話っす・・・

こんな酷い推理ドラマ、というか単なるドラマという括りでもいいわ。マジ、こんな酷い作品見たこと無い(^^;

伏線の回収が漏れるのなんて、長いシリーズ物の中ではあることだけど、たった1時間の物語の中で、あれだけ伏線の回収を放棄したもの、初めて見たわ(笑)

ガリレオ 第7話「偽装(よそお)う」である。

烏天狗のミイラが盗まれることを恐れ、ミイラをコンクリートで固めてしまった神主が何者かに殺され、僅かな時間で白骨化してしまうという事件が発生する。ひょんなことからその調査をすることになった湯川だが、その村で新たな殺人が発生し・・・というストーリー。

で、物語はその「新たな殺人」の謎解きに移り、神主の殺人事件は完全に忘れ去られてしまうのである。
そのまま、まったく、神主の件には何にも触れられず第7話は終了してしまうのである。次の第8話も、当然まったく何の関係もない話だ。

神主の白骨化の謎の他にも、首を細い鋭利な棒で突かれて死ぬという、まるで必殺仕事人に殺されたかのような浮浪者や(これが神主っぽい)、烏天狗のミイラを盗んだ真犯人であり、神主殺人の犯人と疑われる金髪青年とか、あと、この村の駐在さんで、何か急に激昂したりして人間的に問題ありそうな渡部豪太演じる若い警官の怪しさとか、そういう一切合切がまったく途中からスパっと無視されて話は終わるのである。
伏線と思われる、例えば白骨化した神主の腕にはめられた腕時計がアップになる部分とかも、一体何だったのやら・・・

ホント、たった1時間足らずのドラマで、これほど前半の物語と伏線をほったらかしにしたいい加減な作品見たことないわ(笑)

どういう解釈をしても最低だ。

まず、「マジで伏線回収するの忘れてた」あるいは、「回収出来てないのわかってるんだけど、ドラマの尺の関係でああなっちゃった」という場合。
お前ら素人か!!(笑)
今回、二人の脚本家の合作のようなので、そういう話もなきにしもあらずかもしれんけど、いくら何でも酷いやろ(^^;もう、一本の作品としてなりたってないわ(笑)

まあ、でも、この可能性は低いな(笑)

多分、この話は最終回あたりで復活してくるんだろう。その疑いが濃厚。
だが、この方が、「いやあ、マジで烏天狗の話、忘れてましたわ」よりもっと酷い・・・というか、もう、お前らドラマ作るの辞めたら・・・って話になるわ。

この烏天狗の話を、他の話(最終回以外でも)の伏線、というか、他の事件のプロローグとするのなら、もっとそれを匂わせる終わり方にしておかないと、まったく連続ドラマとして成り立たないやん。

例えば、殺された浮浪者がやっぱ神主だった・・・とか、あの若い駐在さんがその事件に絡んでた・・・とか、そういう方向で盛り上げたいのなら、例えば第7話の最後で、金髪の青年の後ろ姿がチラっと映るなど、もっと分かり易い終わり方にしておかないと、誰も「ああ、無事、最終回で伏線回収されたね。面白かった」とはならない。
多分、ほとんどの人が、「え?何?神主って?ああ、何か、烏天狗がどうこうって話あったなあ。え?あれとつながってたの?なんで?なんで唐突にまた烏天狗の話出てくるの?ああ、あれ、まだ謎解き終わってないんだっけ?」と疑問を持ったまま最終回を見終えるだけだろう。

だって、それを視聴者に「匂わせる」絶妙な演出になってないんやもん。

てか、ストーリー的に、間に他の話(事件)挟んで別の回につなげるという演出なんか不要やろ?
そういう展開にするのは、そういう展開にする「意味」があるからなんやで。
個別の事件に見えて、実はそのバックに大物黒幕が居た・・・的な話であれば、こういう間に別の事件を挟んで回をまたぐという演出が意味を成すんだ。
今回の件は、視聴者に「はぁ?わけわからん」と不快感を与えただけやないか。
マジで、このとてつもない不快感を払拭するだけのどんでん返しを用意出来てるんだろうなあ?あーん?

今回のガリレオは、「脚本がサイテー」「演出がそれに輪を掛けてサイテー」とよく聞くが、その最たる物がこの第7話だったね。

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このページは、shinodaが2013年5月29日 16:14に書いたブログ記事です。

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