先日、お客さんのところからの帰りに、広島県立美術館へ。
特別展はやってなくて、所蔵品展(「恋は宇宙的な活力である~恋、愛、さまざまなLOVEのかたち」)だけだったんだけど、なかなかよかった。
俺的には、十二代三輪休雪氏の作品を知ることが出来たのが嬉しかったわ。
まあ、実際に作品を観てほしいんだけど、エロです。それも相当ナンセンスな表現で。
例えば、「続、卑弥呼の書 No.5」って作品。
真ん中の花みたいなの、これ「マンコ」だろ?絶対(笑)
「花」って作品。股間に咲くこの花、「マンコ」じゃねえか(笑)
緑の瓶から赤い液体がどばどば流れ出している「LOVE」って作品。色からすると、草花を模した自然の命の躍動感を表しているようにも観えるが、この人の作品だと思うと、この赤い液体が射精されたザーメンや、口の中で絡み合う舌にも観えてくる(笑)
芸術家としての視点、悪戯っ子な視点、スケベ親父の視点、色々なものが混ざり合って出来上がった作品は、一目観て、笑って、それから「芸術作品」の持つパワーをヒシヒシと感じることになる。
俺も、若い頃、こんなナンセンスな内容の絵ばっか描いてたことあるわ。
「花」と同じモチーフの絵を描いたことあるし、マジで(笑)
ホントに、怒られるけど、最初に作品観た時に「俺だ」と思えるくらい同じ匂いを感じた。いや、ホント、おこがましいんですけど(^^;
ただ、俺の絵にはこんなパワーは無かったけどね。その辺がホンモノとニセモノの分かれ目なんだろうなあ(^^;とほほ。
しかし、由緒ある萩焼の窯元に産まれ、その歴史有る名跡をついでなお、これだけ自由な発想で作品を造り続けるパワーはホントに尊敬に値しますわ。
色々周りから言われただろうし、今も言われてると思うけどね。
自分が置かれた環境を嘆き、「ああ、俺も○○な環境に産まれていればもっと大物になってたのに。もっと成功していたのに」なんて嘆いているヤツは、是非、十二代三輪休雪の作品観に行ったらいいよ。
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