夢のような日々の2日めは、クラブクアトロ広島でのマイケル・シェンカーライブであった。
MICHAEL SCHENKER'S TEMPLE OF ROCK ~BRIDGE THE GAP Japan Tour 2014~
これも、高校時代、MSG(Michael Schenker Group)を聴きまくっていた俺らには「え?マイケル・シェンカーが広島のクアトロに来るの?アリーナじゃなくライブハウス?それも広島?」という嬉しい驚きだった。
俺らが高校生の時、MSG の来日公演があったのだが、当然のように大阪の次は広島吹っ飛ばして福岡だったからね。
岩国から近い広島でマイケル・シェンカーが観れるの!!?と(笑)
ちゅうことで、今から 30年前。高森高校で一緒にバンドをしていた仲間二人(SテとTシャン)と一緒にクアトロに向かったのである。
岩国で二人をひろい、俺の車で広島まで行ったのだが、道中も当時聞いていたハードロックの話でテンションアップであった。一応、話が盛り上がってギター弾きたくてたまらなくなった時のために Pignose のミニギターも積んでたけど、それには誰も手を着けなかった(笑)当時と比べるとギターの腕もかなり錆び付いているからね(^^;皆の前で披露するのはもう少し練習してからだな(笑)
開場時間より少し前にクアトロに着いたのだが、既に開場を待つ人の列は、パルコ 10階の会場から、5階まで続いていた(^^;エレベータで10階まで上がったものの、そこから 5階まで階段を下りるハメに(^^;若干俺らの心に、「まあ、マイケル・シェンカーといえども、今、広島でそれほど盛り上がることもあるまい」などと油断があった。マイケル・シェンカーは今でも「神」であった。
そしてライブスタート!
クアトロは初体験の俺ら三人は、すっかり場所取りを失敗してしまい、1階の平らなところの一番後ろに陣取ってしまった。おかげで、つま先立ち、あるいは背の高いヤツの隙間から上手にステージを見るような職人技を強いられてしまったが、「おい!」と声をかければ「よお!」と手を振って返してくれそうな、ほんの数メートル前であの「神」が演奏しているのである。自然に頬も弛む(笑)
いやあ、前日に Char から「最近は枯れてしまってどうしようもないエリック・クラプトン」の話を聞いていたので心配だったが(それにマイケルは何度もアル中、ヤク中でおかしくなってるし(^^;)、もう、そんな心配はまったく必要なかった。そこには変わらず「神」の姿があった。
序盤、3曲目くらいで「Armed and Ready」、「Into the Arena」が演奏されたところで早くも俺らの興奮は最高潮に達し、四十代後半の肉体は悲鳴を上げる。
何せ、ライブ開始からほとんどつま先立ちだし、「あ、人間の首って、ここまで延びるんだ」というぐらい背伸びをして観ているのだ。
しかし、「神」を身近に観れる喜びが勝ったのか、最後までその姿勢をとり続けることが出来たのである。
いやあ、マジ、マイケル・シェンカーが「1、2、3・・・」とドラマーに向けてカウントを取る声まではっきり聞こえる距離で、マイケルの指使いをしっかり観ることが出来た。もちろん、俺のギター演奏にそれが反映することはないが(笑)、非常に満足出来るライブであった。
SテやTシャンからは、また70~80年代のバンド、またはギタリストが広島でライブをやらないかチェックを怠らないようにと指示が出たので(笑)、「ぴあ」のサイトに思いつく限りのバンドを登録しておかないとな(笑)
でも、何度も言うようだが、本当にマイケル・シェンカーは「神」のままだった。
笑顔を浮かべながらステージの一番前まで来てギタープレイをするファンサービス、最高であった。歳を取ってからの日本ツアーといっても、まったく手を抜いてない。顔も若々しくて、本当に俺らを高校時代にタイムスリップさせてくれた。
「Doctor Doctor」が始まった時には軽く失禁した(嘘)
まあ、ボーカルのドゥギー・ホワイトは年相応に太ってて、若干「おいおい」って感じだったけど、ま、それもご愛敬だ。しっかり声は出てたしな。
そもそも、太った人間を非難する資格は俺にはない!(^^;
※ライブが終わった後の会場の写真はSテ君が撮ったものを使わせてもらいました。
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