3/9 の麻里布酒祭で「串かつ 寅卯」の大将に会った。村重酒造に蔵見学に行く途中で寄ったそうな。
大将の顔を見て、そういえば「寅卯」にしばらく飲みに行ってなかったことを思い出した。ちょうどその週の後半、広島の事務所に泊まる用があったので、その晩早速顔を出したのである。
この日は熱燗一杯ひっかけたらさっさと帰るつもりだったのだが、なぜだかそういう日に限って他のお客さんと仲良くなってしまい、なんだかんだと長居してしまった。
俺はだいたい一人で飲みに出かけても、店で他のお客さんと積極的に関係を持つ方ではないので、こういうことは非常に珍しい。孤独を愛する男だからな(笑)
でも、この晩は色々興味深い話を(俺の取引先の会長さんと遊び仲間だというお父さんや、岩国の酒に詳しいお兄さんとか色々な人から)聞けて実に楽しかった(笑)
ということで、結局、3種類の山口県のお酒を1合ずつ飲んで帰ったのである。
最初は、周南市の中島屋酒造場の「きもと純米 カネナカ」を。
辛口の酒だが、そんなに軽い感じがなく、しっかりと米の味のする酒で、当然ながら美味い。辛口なのに重厚という感じかなあ。熱燗にしたらけっこう強烈に鼻に抜ける感じだった。
この日飲んだ中で一番好き。
次は、同じ中島屋酒造場の「中島屋 熟成純米」。
飲んだ瞬間「うはぁ、米の味がすごいねえ。濃厚だねえ」と言うと、「そりゃ熟成酒だもの。」と大将。その時点で初めてラベルに眼をやり「ああ、熟成って書いてあるなあ」と俺(^^;すんません。日本酒のこと、あんまり知らなくて(笑)
いやあ、もう、美味けりゃなんでもええけんね(笑)
年度の違う熟成酒を多年度ブレンドした酒らしい。美味いけど、実は日本酒の熟成酒ってそんなに好きじゃないんだよな(笑)
最後は、地元岩国の村重酒造「協会八號酵母」を。
いや、これも美味かったと思うんだけど、この頃にはかなり他のお客さんと楽しく話し込んでいて、実はあんまり覚えてない。
確か、一番鼻に酸味がつーんと抜けて、しっかりした飲みごたえのある酒だったという記憶があるんだけど、違ったかな。でも、不味い酒のことは覚えてるんで、そうじゃないってことは美味しい酒だったということだ。
今度、ちゃんと味わいに行かなきゃ(^^;
しかし、相変わらず広島土橋界隈の店でありながら、山口の酒の品揃えが尋常ではない店だ。
「串かつ 寅卯」素敵だぜ!山口県民の広島における心の拠り所だ(笑)
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