「百円の恋」は間違いなく名作です

昨日、MOVIX周南で武正晴監督の「百円の恋」を見てきた。

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この 7月からタコ部屋に突っ込まれた作業員のように、ただただ自宅-職場-(時々、飲み屋 or お好み焼き屋)-自宅というメビウスの輪の中を浮遊していた俺は知らなかったのだけど、この作品のシナリオは周南「絆」映画祭で行なわれている脚本賞「松田優作賞」のグランプリ作品で、その関係で周南や下松もロケ地になっている作品だったんだね。
いやあ、俺の認識には「高校の同級生の西村君がカメラを回した映画」ということしかなく、昨日作品を観て「ええ?そうだったの?」と驚いた次第で、いやあ、お恥ずかしい(^^;

動物園のシーンで、「なんか、徳山動物園みたいなシケた動物園じゃのお」とか思ってたら、ホントに徳山動物園だったという(^^;
でも、あのシーン、徳山動物園がピタっとはまってたね(笑)
あの雰囲気が、30代の男女が初デートをする場として妙に合ってたわ。

あ、まあ、そういう細かい話は置いといて、結論から先に言おう。

これは名作です。間違いなく。

いや、マジで安藤サクラ、すげえ!!
こんなすげえ女優見たことねえってくらいすごかった。

似たような系統の女優なら「江口のりこ」とかいるけど、安藤サクラじゃなきゃダメだったろうねえ。
元々演技力のある女優だと思うけど、この作品の一子役はなにかずば抜けていた。

弛緩した身体の三十代ニートで処女のブサイク女と試合後に体育館の階段を降りてくるアスリートの女を完璧に演じ分けてて、しかもそれが同一人物ということにも違和感を抱かせない細かい演技・・・すげえよ。
奥田瑛二を超えたよ!(笑)

あ、もう昼休み終わるのでこの感動はまた別のエントリーに書こうと思うけど、とりあえず「観に行け。観ないと損だぞ」と言うておく。

いや、マジで、別に同級生がカメラ回してるからとか、その同級生に「宣伝よろしく」と言われたからではなく、この作品は名作や。観ないとマジ損よ。こんな作品が周南発で生まれて嬉しい。いや、ほら、地方発の映画って、正直、客観的に観て面白い作品ってあんま無いじゃん(^^;
そういうのとは完全に一線を画する作品ですわ。

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このページは、shinodaが2014年11月17日 13:02に書いたブログ記事です。

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