昨日、2014年12月17日は大雪であった。
いや、毎度こういう大雪の話を書く時には言ってるんだけど、「大雪」つったって、豪雪地帯の方から見たら馬鹿らしいほどの「大雪」なんですけどね。で、そうした豪雪地帯の方からの「それは備えが足りないだけだ」という意見ももっともなんですけど、でも、年に何度もない大雪のために、豪雪地帯と同じ備えなんかできるわけないやろ!!
そもそも、豪雪地帯のお前らは、「ビーチで遊んでたビキニの姉ちゃんたちが、『ねえ、疲れたからあなたのベッドで寝かせてぇ。何してもいいから』と言いながら突然家に訪ねて来た時のための避妊具の備え」とかしてねえだろ!!
豪雪地帯のお前らは知らないだろうけど、気候温暖な瀬戸内地方では、そんな風に見ず知らずの女が水着姿で突然家に訪ねてくることがよくあるんだぜ。そのために男たちは皆「ゴム」を当然のように備蓄しているわけだ。家にこもってグラビアアイドルの写真でヌイてる豪雪地帯の男たちとは違うのだよ。
そういう具合に、地方、地方で生活環境は大きく異なる。つまり、お前らが「ふふん、その程度の雪であたふたしやがって」というのは的外れなんだよ。
と、前置きした上で、昨日の地獄のような通勤を再現してみましょう。
そもそも、昨日、俺が広島まで自動車で出勤したのは、夕方、来年の運動会の話し合いがある予定だったから。
祖生の人はご存知のように、来年から地区の運動会と小学校の運動会を一緒にしようという話があり、ちょうど小学校も「周東町の小学校は運動会を春に実施する方向で考えてほしい」という教育委員会その他からの意見というか指導もあり、ちょうど春に実施されている地区運動会との統合を考えるにはちょうど機が熟していたのだ。
その話し合いが 18:30 からなのである。
電車で帰った場合、いくら早くても 19:30 開始でないと俺は参加できないのである。
ぎりぎり間に合わせるための唯一の手段は「自動車通勤」なのだ。
山陽自動車道が開通して以来、岩国の自宅~広島の職場はドア・ツー・ドアで 1時間なのだ。
朝の出勤時にはやはり渋滞で 1時間20分くらいかかることがあるが、帰りは 1時間を若干切るくらいで自宅に着く。これなら、18:30に「祖生公民館」、あるいは「そお小学校」というのは楽勝である。
いや、朝起きて、道路が真っ白く染まっているのを見た時には「こりゃ無理だ」とは正直思ったんだけど、でも、これまた豪雪地帯の人には信じられないかもしれないけど、数十センチ積もってた雪すら夕方には姿を消していた・・・なんてことが瀬戸内では不思議ではない。
それにかけるしかないか・・・と、藁をも掴む心境だったのだね、俺。真面目だから(笑)
くすくすくす・・・
というわけで、何年か前にイエローハットで買った「その時売っていた金属チェーンの中で一番安かった」チェーンを巻いて、俺が自宅を出発したのが 7:20頃。
途中、試しに何度か急ブレーキとかかけてみたけど、がっちり道路上の圧雪に食いついて止まる。ばっちり。高い非金属チェーンとかスタッドレスタイヤとか買わなくてこんな安物で十分なんよ!と、この時は幸せであった。
玖珂ICから山陽自動車道に乗る。
当然冬タイヤ規制がかかってると思ったが、ゲートのところに誰も立ってなかったところを見ると、この時点ではまだ規制かかってなかったのかも。
山陽自動車道の道路上にはまだ雪はまったく積もっていない。
おかげでチェーンの音は響くは、車はガガガと小刻みに振動するわ。心配になって玖珂PAに入ってチェーンの状況確認。
増し締めしようとしたけど、十分締まっていた。緩みは無し。
この時点で 19:40頃。
玖珂PAは駐車場全体に薄っすら雪が積り、既に雪国の様相を呈してきていた。
うーん・・・これは、もう、今日は帰れないかもな・・・と、俺の心にも薄っすら暗雲が立ち込めてきたのであった・・・
<つづく>
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