「[図解]スティーブ・ジョブズ全仕事」 桑原晃弥 著
いやあ、俺はジョブズをまったくリスペクトしてないんですけど(笑)
しかし、ジョブズ亡き後の Apple 製品の迷走具合を見てると、やっぱジョブズはすごかったんだなあと思わざるを得ませんなあ(^^;
ジョブズが生きていれば、OS X Yosemite なんて世に出なかっただろうし(笑)
まあ、そんな偉大なジョブズ様の生き様を、徹底的に肯定して書かれた本です。
著者の桑原氏、盲目的なジョブズファンなんだろうなあ(笑)
それでも、いくつか参考になるようなものもあります。
- 誤差は気にせず進んだ。誰もやったことのない挑戦に、正確な見積もりができるはずがない。まずは一歩踏み出すことだ。
- できない理由はいっさい聞かなかった。必要なのはできないいいわけではない。どうすればできるかを考え実行すること。
- ロードマップにとらわれなかった。失敗したら計画とは違う道をさぐってみればいい。最後に大成功で終わればいい。
- 過去の破壊をいとわなかった。コツコツと改良することは大事だ。しかし、時には過去を否定し、ゼロから再構築することが必要。
- 力の弱いものとは組まなかった。B、C級プレーヤーは不要。A級プレーヤーとだけ仕事をする。相手ははみ出し者でも有能ならOK。
- 「おバカの増殖」を未然に防いだ。組織が大きくなると無益な中間管理職が増える。B、C級プレーヤーを切って、チームは常に少数精鋭。
- 「バランス」がくずれるほど働いた。「週90時間労働大好き!」効率は膨大な仕事の量と時間の中で体得していくもの。
・・・みたいな話は、俺がサラリーマン時代、守りにばかり入る無能な団塊世代に感じていたイライラの解だった気がするな。
未踏領域の案件なのに、細かい見積もりばかりを要求して機会を逃す・・・とかな(笑)
今なら、「ジョブズならそういう判断はしませんけどね(苦笑)」くらいの嫌味を言うネタ本になったのにな、この本も。
20年早くこの本が出ていれば!・・・って、20年前は、ジョブズも NeXT で落ちぶれてた頃か(^^;;;
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